2012年12月14日金曜日

ハミルトン、エンゼルスへ

今オフ最も注目されていたジョシュ・ハミルトンの去就が決まりました。
その行き先はなんとレンジャーズのライバルであるエンゼルスです。
契約内容は5年125Mドルという巨額契約で、5年以上の契約を希望していた本人の要望が叶った形になりました。
レンジャーズも引き止めに尽力していましたが、過去の経歴から5年という長期契約には及び腰だったようです。
それにしても今のエンゼルスは多少のリスクは顧みず行動していきますね。

とにかくこれでエンゼルスには念願の左の強打者、しかもハンターの抜けた穴を埋めるという意味合いでは最高の選手が手に入ったわけです。
今季は打線があまりにも右打者偏重で、スイッチヒッターはいても左打者はいないという惨状でしたからリスクを考えなければ最高の補強になりました。
守備にしてもハミルトンはレフトでは平均以上の守備力を見せてくれますから問題ないでしょう。
しかし最高級の守備力を持つボージャスを遊ばせておくのももったいないので、トレードの駒にするなりなんとか考えて欲しいところです。

2012年11月16日金曜日

WBCへ

親善試合とは言え、キューバとの試合が始まりいよいよWBCが始まるという実感も湧いてきました。
そこでここ数ヶ月の間色々あったWBCについて個人的に思ったことを一つ書いていきたいと思います。

それはMLBに対する批判についてです。
収益分配のことでMLBは日本で批判にされされていましたが、中には私と同じくMLBとNPBの派遣人数の比を考えれば特に不平等というほどではないのではないかという意見もありました。
そしてそれに対して”国際大会なのだから組織単位ではなく国単位で語るべき”という反論も多く見られました。

しかしこの反論は明らかに的外れだと私は思います。
例えばそれぞれの負担・利益なども国ごとに分配したとしましょう(国ごとにするなら当然利益だけでなく負担もです)。
まずは負担ですが、移動費・宿泊費、そして選手に対する保険金などがあります。
全員有名どころのメジャーリーガーで固められるアメリカ代表は、保険金などの負担は間違いなく最も多額になりますが問題なく負担することができるでしょう。
日本代表も、MLB選手はそんなに多くないので保険金を含めても負担できるかもしれません。
ではドミニカやベネズエラなどの貧困国でかつメジャーリーガーがほとんどの国はどうなるのか?
NPBやMLBのように国内で多額の資金を捻出できる機関がないこれらの国は、MLB選手を出せば優勝候補になるだけの力を持っていますが、莫大な保険金などを負担することができません。
そうすると払える範囲の選手を集める、つまりマイナーリーガーや全くの無名選手でチームを編成せざるをえなくなります。
果たしてお金の問題で弱体化が必至な強豪国があるのに国ごとの分配にするのが正しいのか?
国ごとで語るべきとおっしゃる方々はそこをしっかり考えていただきたい。
日本は非常に恵まれた国であり、世界にはそんな恵まれた国ばかりではないということを。
日本の主張は日本には有利になっても他国にとっては死活問題にまで発展するのです。

ある程度どこの国でも国内でプロリーグを持っているサッカーとは次元が違うのですから、野球ではどうしても組織単位で話をするしかありません。

2012年11月13日火曜日

MLBとNPBの比較”三振と四球”

一般的なイメージとして外国人選手は三振が多い、日本人選手は当てにいくので三振が少ないというイメージがあります。
果たしてこのイメージはデータで裏付けられるのかを検証してみました。

以下は2012年のデータです。

MLB
三振 36426 四球 13740
NPB
三振 10775 四球 4311

ここから一チームの一試合における三振数と四球数をそれぞれ計算すると

MLB 
三振率 7.5 四球率 2.8
NPB
三振率 6.2 四球率 2.5

またBB/Kは
MLB 0.37
NPB 0.40
という数値でした。

これは一年分のサンプルでしかありませんが、他の年も多少は上下してもそれほど大きな違いはないはずです。
MLBは四球も三振も多い、NPBは四球も三振も少ないというのがデータとしても裏付けられますね。
ただMLB三振率はもっと高いかと思っていたので、NPBと1ポイント程度しか変わらなかったのは少し意外でした。
MLBの投手の奪三振力の高さも関係しているでしょうけど、三振を恐れない、投手に球数を投げさせることを重視しているMLBの打者のスタイルがわかりますね。

2012年10月10日水曜日

MLBとNPBの比較”エラー割合”

今回は少し気になっていたことを調べてみました。
一般的に、MLBは派手なプレーが多いがその分ミスも多い、NPBは堅実なプレーをする、というイメージを持ちがちですが実際はどうなのか。

ここ3年間のMLBとNPBのエラー数を比較してみました。

今季NPBで出たエラーは954個、それに対してMLBでは3008個のエラーが出ました。
NPBは12球団144試合、MLBは30球団162試合ですから、それぞれ1試合あたりに1チームが出すエラーは
NPB=約0.55個
MLB=約0.62個

同じように2011年と2010年も調べてみると
2011年
NPB=約0.50
MLB=約0.63

2010年
NPB=約0.57
MLB=約0.60
とサンプルは少ないまでもいずれの年もNPBの方がエラーが少ないです。
ただイメージほどの大きな差があるわけでもないようです。
MLBはミスを恐れないプレーをする、NPBは極力ミスを避けようとする、そういう考え方の違いが出ているのかもしれませんね。

2012年9月29日土曜日

MLB初観戦!

実は先日初めてMLBの試合を生で観戦してきました。
MLBファンを名乗りながらも恥ずかしながらアメリカの地を踏んだこともなかったので、是非見に行こうと思い立ちました。

行き先はサンディエゴ。
車を使うことができないのでダウンタウンから歩いていける範囲に球場があるところ、そしてドジャースの試合が見たかったのが決め手に。
ドジャースの試合を生で見れるということでワクワクしていたのですが、出発数日前になって自分が試合の日程を間違えるという致命的なミスをおかしていたことに気づきました。
3連戦全て見るつもりだったのに、全て見れなくなるとは本当にバカなミスでした。
あのときほど自分を情けなく思ったことはありません・・・

しかしどうしても諦めきれずになんとか試合を見る方法がないか模索。
その結果、旅行期間中にアナハイムで試合があることがわかり、あまり遠くなかったのでアナハイムにも行くことに。
当日は朝にサンディエゴのダウンタウンを出てアムトラックを使い2時間でアナハイムに到着。
駅を出た時に目の前に広がる駐車場と大きな球場はきっと今後も忘れないでしょう。
無事当日券をゲットして球場内に踏み入れたときは感動のあまり泣きそうになりました。

試合も素晴らしいもので、ウィーバーとフロイドの投げ合いは6.1回を1失点で抑えたウィーバーに軍配があがりました。
6回のトラウトが四球、ハンターがヒットで繋ぎ、プホルスが2点二塁打、モラレスが2点本塁打という4人で4点取るという攻撃はしびれました。
私はトラウトのユニフォームを購入し着用、応援していたのですが彼の人気はものすごいものでした。
プホルスやウィーバーよりも大きな声援を受けていたのではないでしょうか。
私もこの日で一気にエンジェルスのファンになってしまい、結果的には日程を間違えてよかったと思います。


追記
この記事を書いている間にCINのベイリーがノーヒッターを達成しました。
今季7度目のノーヒッターですが本当によく出ますね。

2012年9月5日水曜日

WBC参加を表明

9月4日、選手会がWBCへの参加を表明しました。
そこで改めてWBCについて私の個人的な意見を書く事にします。

今回の件で、日本の国際感覚のなさが露呈したように思います。
日本代表を常設化して、WBCロゴを使わないことで利益は確保できそうです。
しかし、結局MLBは何も譲歩していない、日本の要求は何も通っていないではないか、という意見は多数出てくるかと思います。
そこで我々ファンはしっかりと事情を把握する必要があります。
WBC出場国は何もアメリカや日本のような富裕国だけではありません。
ドミニカやベネズエラといった国は野球が強くても経済的に豊かではありませんし、欧州などでは注目度もかなり低いでしょう。
となれば代表スポンサーを認めてしまえば、それらの国々はスポンサーがつかず出場すらできないということになりかねません。
そして得をするのは日本。
国際的には明らかに日本の主張は自分勝手なものでした。

しかし日本も慈善事業ではない以上、利益を得なくてはいけません。
そういう意味で今回別に財源を確保できたのは落としどころとして良かったと思います。

また、収益分配についても今後議論が再燃するでしょう。
日本のマスコミはただ66%と13%という数字を強調するだけでなく、もっと別の面もしっかり説明すべきです。
出場選手の半数がMLB所属選手で、主催国もMLBである以上、これは全く不平等だと思いません。
主催者としてMLBも負担をしているのですから。

WBCは今まだ成長段階にあります。
どんな大会でも最初から権威を持っていたわけではありません。
WBCもこれから数年、あるいは数十年かけて変化し、権威も生まれてくるでしょう。
問題点は多数ありますが、日本も国際野球の発展のためにと謳うのであれば、IBAFワールドカップに非協力的な態度をとった分、今度こそしっかり協力していくべきです。


何にしても、一ファンとしてWBC出場は歓迎します。
私はMLBファンなので、今大会は2倍楽しめそうです。

WBCに関連して思うところ

今回の騒動はやっと一段落つきました。
しかし、今回選手会の不参加を支持していた人たちはかなり多かったように思います。

そこで不思議なことが一つ。
不参加を支持してMLB、アメリカ批判をしていた人たちは、自分たちが片方の意見しか聞いていないことに何も疑問を抱かなかったのでしょうか?
選手会の主張が絶対的に正しいものだと信じて疑わなかったのでしょうか?

日本人は世界の中でも常識人である。
問題が起こったときは常に日本が正しい、結果的に負けたのならそれは圧力に屈したということだと考えてはいないだろうか。
少し極端な言い方かもしれませんが、そんなふうに考えている人が多いのではないかと感じました。