2013年2月22日金曜日

WBCアメリカ代表

WBCアメリカ代表が最終決定されたのでどういうメンバーか見ていきたいと思います。
成績は2012年のものです。

先発投手
R.A.ディッキー 20勝6敗 防御率2.73 233.2回
ジオ・ゴンザレス 21勝8敗 防御率2.89 199.1回
ライアン・ボーグルソン 14勝9敗 防御率3.37 189.2回
デレク・ホランド 12勝7敗 防御率4.67 175.1回
ロス・デトワイラー 10勝8敗 防御率3.40 164.1回

リリーフ
ミッチェル・ボッグス 34ホールド 防御率2.21
ルーク・グレガーソン 24ホールド 防御率2.39
グレン・パーキンス 16セーブ 防御率2.56
ビニー・ペスタノ 36ホールド 防御率2.57
スティーブ・シシェック 15セーブ 防御率2.69
クリス・ペレス 39セーブ 防御率3.59
ティム・コリンズ 11ホールド 防御率3.36
ジェレミー・アフェルト 16ホールド 防御率2.70
ヒース・ベル 19セーブ 防御率5.09

クローザー
クレイグ・キンブレル 42セーブ 防御率1.01

捕手
ジョー・マウアー 打率.319 10本 OPS.862
ジョナサン・ルクロイ 打率.320 12本 OPS.881
JP・アレンシビア 打率.233 18本 OPS.710

一塁手
マーク・テシェイラ 打率.251 24本 OPS.807

二塁手 
ブランドン・フィリップス 打率.281 18本 OPS.750

三塁手
デビッド・ライト 打率.306 21本 OPS.883

遊撃手
ジミー・ロリンズ 打率.250 23本 OPS.743 盗塁30

ユーティリティ
ベン・ゾブリスト 打率.270 20本 OPS.848 
ウィリー・ブルームキスト 打率.302 0本 OPS.723

左翼手
ライアン・ブラウン 打率.319 41本 OPS.986 盗塁30

中堅手
アダム・ジョーンズ 打率.287 32本 OPS.839 
シェーン・ビクトリーノ 打率.255 11本 OPS.704 盗塁39

右翼手
ジャンカルロ・スタントン 打率.290 37本 OPS.969


辞退者が出たことでベストメンバーというわけにはいきませんでした。
しかしそのことを考慮してもかなり充実したチームになっているのではないかと思います。
懸念されていた先発投手陣は、候補段階では4人しか選ばれたおらず、その中からメドレンが抜けましたが代わりに昨年21勝の左腕ゴンザレスとリリーフもできる左腕のデトワイラーが加入しました。
これで最大の懸案事項だった先発の駒の少なさは解消されたと考えていいでしょう。
リリーフの充実ぶりは言うまでもありません。
現役最高クローザーのキンブレルを筆頭に左右の好投手が揃っており、唯一成績の悪いベルも最多セーブを獲得したことのある実績あるベテランです。
先発、特にホランドあたりが早い段階でノックアウトされても追加点を許さない布陣が出来上がっています。
球数制限のあるWBCではリリーフで逃げ切る展開が多くなりそうです。

野手も充実しています。
マウアー、ライト、ブラウン、スタントンとスター選手が並ぶだけでなく、ゾブリストのようなユーティリティプレイヤーもしっかり選んでチームとしての選出がなされています。
守備面でも不安のあるのはジョーンズくらいで、他は守備評価も高い選手ばかりです。
ロリンズやビクトリーノ、テシェイラのように大舞台で勝った経験のあるベテランもいます。
全体的に長打力のある打線で、マウアーのように選球眼がよくボールを多く投げさせる打者はWBCにおいてはかなり重要になってくるでしょう。
四球を選べる打者が何人かいるのは強みです。

”総括”
戦力的には今大会随一で、後はチームとして機能すれば優勝はほぼ間違いないだろうと言ってもいいメンバーが揃っています。
過去のアメリカ代表も強力な布陣でしたが、今までと違うのは先発できる投手が5人揃っていること、スターだけでなくユーティリティプレイヤーが選ばれていること、名将トーリやマダックスなど首脳陣が充実していることの3点です。
短期決戦ゆえ、実際大会が始まってみるまではどうなるかはわかりませんが、今までのアメリカ代表とは一味違うところを見せてくれることを期待しましょう。