2014年10月17日金曜日

ロイヤルズ、ジャイアンツがワールドシリーズへ進出

ロイヤルズは未だ止まらぬ快進撃で強敵オリオールズをスイープ。
全試合2点差以内という接戦を全て制したあたりに今の勢いの凄さを感じさせる。
投手陣がふるわない日は打線が結果を出し、打線がふるわぬ日は投手陣が結果を出すという投打がうまくかみ合った状態が続いている。
またポストシーズン初戦から8連勝というのは新記録でもあり、この数字をワールドシリーズでも伸ばすことができるだろうか。

ロイヤルズ 2-1 オリオールズ 4勝0敗でロイヤルズがワールドシリーズ進出
ジャイアンツ 6-4 カージナルス 3勝1敗でジャイアンツがリード




今日行われた試合ではジャイアンツがカージナルスを下しワールドシリーズ進出を決めた。
両チームともにエースをたてて臨んだこの一戦は、7回までカージナルスがリードする展開だったが8回にモースの本塁打で追いつくと9回にイシカワのサヨナラスリーランで試合を終わらせるという劇的な展開。
これで4勝1敗とジャイアンツはワールドシリーズ進出を決めた。
これによりワールドシリーズはロイヤルズとジャイアンツのワイルドカード対決となるが、これは2002年以来のこととなる。
またこの時もナ・リーグの代表として進出したのはジャイアンツだった。
過去4年間で2度ワールドチャンピオンに輝いている経験豊富なジャイアンツが栄冠を掴むのか、一つの歴史を作る勢いで快進撃を続けるロイヤルズが29年ぶり2度目のリングを手に入れるのか非常に興味深い一戦だ。
ここまで試合自体は接戦が多かったもののもつれたシリーズがほとんどない今ポストシーズン、最後に伝説となるようなシリーズをこの両チームには演じてもらいたい。

ジャイアンツ 6-3 カージナルス

4 件のコメント:

  1.  ア・リーグ優勝決定戦はロイヤルズが四たび接戦を制してストレート勝ち、見事に29年ぶり三回目のア・リーグ優勝を成し遂げました。けして楽に勝っているわけではないのですが、素晴らしい粘り強さがありました。ほとんどスターと言える選手がいない中(シールズとホランドくらいだろう)、チーム全員の結束力で勝ち進む姿は好感が持てます。ワールドシリーズまで間隔が開くのが少し心配ですが、この結束力と勢いを持続できれば少なくとも五分の勝負を挑むことができるでしょう。
     一方のオリオールズは歯車がかみ合わないまま負けてしまいました。ロイヤルズとは反対で打線が点を取れば投手が持ちこたえられず、投手陣が頑張れば打線が押え込まれてしまうという悪循環から脱出できませんでした。やはりマチャド、ウィータース、クリス・デイビスの主力三人を欠いたことは大きかったようです(角金銀落ちのようなもの)。また、リリーフ陣の不調も痛かったです。
     ただ、長期低迷から立ち直りここ三年で二度目のプレーオフ出場。戦力は充実しているので(今回出られなかった主力も復帰してくる)、またこの舞台に戻ってきて次こそは本懐を遂げてほしいですね。願わくば昔のジム・パーマーのような本物のエース投手が出てくればいいなと思います。

     ナ・リーグの優勝決定戦はジャイアンツがカーディナルスを4勝1敗で破って2年ぶりのナ・リーグ制覇。こちらはもつれるかと思っていましたが、ジャイアンツがホームで三連勝して決着をつけました。ここは2年ごとにやたらと強くなると思いました。
     カーディナルスはどうやらリーグ優勝決定戦ではジャイアンツと相性が悪いようです(一昨年と確か2002年にも負けていたはず)。ドジャースには強いのに不思議なことです(ドジャースだったらどうなっていただろう?)。

     これで今年のワールドシリーズはロイヤルズ対ジャイアンツという初顔合わせとなりました。経験豊富で主力の大半が世界一経験者といいうジャイアンツがやや有利だと思いますが、戦力的には上を見られていた相手を次々と破ってきたロイヤルズの勢いは素晴らしく、もう一度奇跡を起こせるのではないかと思います。ホーム・フィールド・アドバンテージが今年はア・リーグ側にあることも幸いです。
     ここ最近、ヤンキース、レッドソックス以外のア・リーグ優勝チームはワールドシリーズで負け続けです(2011年のレンジャーズがあと一歩まで行ったのですが)。そろそろ新しい風が吹いてもよいころでしょう。

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    1. コメントありがとうございます。
      今回のワールドシリーズの顔合わせはレギュラーシーズンを考えると意外ではありますが、今回は常連のジャイアンツではなくロイヤルズに是非伝説を作ってもらいたいものです。

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  2.  ワールドシリーズ第1戦はジャイアンツが7対1で完勝しました。先発バムガーナーの投球が素晴らしく、打線も存分にその力を発揮していたと思います。一方のロイヤルズはどことなく固さが目立ち、特に3回裏の無死二、三塁のチャンスを逸してしまったのが響きました。まずはジャイアンツの経験がものを言ったようです。

     これでロイヤルズの快進撃がストップ。明日の第2戦はいよいよ真価が問われる試合となりました。もしこの試合を落とせば2010年のレンジャースや2012年のタイガースと同じ轍を踏むことになりかねません(どちらも初戦でエースのクリフ・リーやバーランダーを立てたにもかかわらず予想外の大敗を喫し、その後も立て直せなかった)。まさに踏ん張りどころです。できれば再びバムガーナーと激突する前に2勝しておきたいところです。

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    1. コメントありがとうございます。
      やはりワールドシリーズはこれまでと違うといいますか、ロイヤルズの勢いは完全に潰されてしまいました。
      初戦をとることの重要性は最新の記事の方で言及していますが、それ以上にロイヤルズとしてはこのポストシーズン初めての負け星ということで一気に勢いがなくなるのか、それとも盛り返すのか注目です。
      とにかくもうホームで負けは許されませんね。

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