2012年2月14日火曜日

クリーブランド・インディアンス

”アズドゥルバル・カブレラ”
昨季途中まで優勝争いに絡むなど、意外な快進撃を見せたCLEを引っ張ったのがカブレラのバットでした。
それまで6本が最高だった本塁打数は一気に25本まで増え、キャリアハイの92打点を叩き出すなど飛躍のシーズンとなりました。
しかし後半戦は調子を落とし、スタミナ不足を露呈させました。
長打力の面では素晴らしい出来でしたが、今後は出塁率も上げていくことが課題になります。
守備面ではハイライトになるような派手なプレーは多いものの、DRSは二年連続でマイナス数値と質の高いプレーではありませんでした。
昨季のブレイクはフロックでなかったということを証明するための重要なシーズンになりそうです。
『FANGRAPHS』のビル・ジェームズの予想では今季の成績は
143試合 打率.279 16本塁打 75打点 出塁率.342 OPS.778 盗塁15
とまずまずのものになっています。

”カルロス・サンタナ”
昨季は打率は低いながらも27本塁打という捕手としては十分すぎるほどの長打力があることを見せてくれました。
三振は多いものの出塁率は高く、打撃面ではこれから順調に成長してくれることを祈るばかりです。
昨季は右打席と左打席で極端な差があったのは気になりますが、そこは今季を見てみないとどうなのかわかりませんね。
今後の彼に関して非常に気になるのは起用法です。
今のところ打てる捕手というのがウリのサンタナですが、一塁を守るラポータがあまり芳しくないせいもあり、昨季は一塁手としてプレーする機会も多くありました。
今季は昨季好調だったコッチマンが加入しましたが、昨季はかなり運に恵まれた部分もある上に長打はあまり期待できませんから、場合によっては今季もサンタナが一塁に入るケースが多くなるかもしれません。
私としてはこのまま捕手として成長していって欲しいとは思いますが・・・
25歳のサンタナと26歳のカブレラは今後のCLEを担う存在ですから、今季も注目を浴びることでしょう。
『FANGRAPHS』のビル・ジェームズの予想では今季の成績は
155試合 打率.262 25本塁打 103打点 出塁率.360 OPS.817
なかなかの好成績ですが、やはり捕手以外での出場も多いと見込まれているようですね。

”ウバルド・ヒメネス”
昨季途中に有望株を多数犠牲にしてエース候補として獲得されたヒメネスですが、クアーズ・フィールドから移籍してきて成績が良くなるかと思いきや逆に悪くなってしまいました。
球速も3マイル近く落ちてしまい、昨季の不振は一体なんだったのかと多くの人々が今季に注目しています。
ただの勤続疲労、または小さな故障だったと信じたいところですが。
このチームでヒメネスが持つ役割というのは非常に重要です。
同地区にはDETとうい頭一つ抜け出したチームがありますが、投手陣の安定感はそれほどのものではありません。
彼の活躍次第では、地区優勝争いに絡んでファンを再び喜ばせることも不可能ではないでしょう。
『FANGRAPHS』のビル・ジェームズの予想では今季の成績は
11勝10敗 防御率3.56 192.0回 173三振 79四球 WHIP1.31
とやや微妙なものになっています。

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