2015年4月7日火曜日

ア・リーグ西地区各チーム投打のキープレイヤー

ヒューストン・アストロズ

ダラス・カイコ(27)
そろそろこのチームにもエースと呼べる存在が欲しいところだが、カイコはそうなる可能性を秘めた投手だ。デビュー後最初の2年は芳しくなかったものの昨季は200回・防御率2点台など大車輪の活躍。今季も活躍できるのであれば本物だろう。是非ともワークホースとなってほしいところだ。

ジョージ・スプリンガー(25)
野手ではアルトゥーベがリードオフマンとして台頭し、カーターが長距離砲として大成しつつある。今後マイナーにいるカルロス・コレアが昇格し打線の上位に定着するであろうことを考えるとやはりもう一人強打者がほしい。ギャティスやラスマスなども獲得したが、若さとポテンシャルの高さではやはりスプリンガーに大きな期待がかかる。昨季78試合で20本塁打を放ったこの選手は走攻守いずれも優れた選手だ。粗さはあるもののマイナーではトリプルスリーも達成しており、今季アルトゥーベに続いて全米に名を轟かすのはこの男かもしれない。


ロサンゼルス・エンジェルス

ギャレット・リチャーズ(26)
パフォーマンス低下がみられるウィーバーやウィルソンに頼るのは厳しくなってきた先発ローテーションで今季重要な投手は昨季大活躍だったシューメイカーとこのリチャーズの二人。中でもリチャーズにはエースになれる素養があり、故障から復帰すれば昨季の活躍はフロックではなかったことを証明してくれるだろう。逆に彼が思うように活躍できないようだとエンジェルスの雲行きはかなり怪しくなる。

アルバート・プホルス(35)
もはやトラウトしか信頼できる打者のいないこの打線では、やはりプホルスの復活は必須だろう。長打力はまだあるものの出塁率の低下は深刻で、明らかに目に衰えがみられる。少なくとも移籍初年度の2012年並みの打撃を見せて欲しいところだ。


オークランド・アスレチックス


ドリュー・ポメランツ(26)
右のエースはグレイ、左のエースはカズミアーというのが今の陣容だが、昨季後半に大崩れしていまいち信用がならないカズミアーにかわって左のエースに名乗りを上げそうなのがポメランツだ。全体5位の元プロスペクトはオークランドへの移籍によってようやく日の目を見そうだ。ポテンシャルが高いだけに大化けすればアスレチックスの先発ローテーションは一気に様変わりする。

ブレット・ラウリー(25)
かなりスケールが小さくなってしまったがその守備力には定評があるラウリーは、まさに昨季までのドナルドソンのようになることが求められる。守備は大きな問題はないだろうが打撃はどうだろうか。特に長打力の面でアスレチックスは大きく戦力ダウンしているだけに、ラウリーがどれだけ打てるかは最重要ポイントになりそうだ。


シアトル・マリナーズ

タイワン・ウォーカー(22)
現エースのヘルナンデスのような存在になるのではないかと言われてきたウォーカーは昨季満を持してのフルシーズンとなるはずだったが怪我でわずか数試合の登板に終わった。挽回すべく迎えた今季はスプリングトレーニングから防御率0点台の圧巻の投球を披露。あるいはこれがブレイクの兆しなのかもしれないが、彼がブレイクを果たせばヘルナンデス、岩隈とのリーグ最高の3本柱が出来上がることになる。マリナーズにとってこれ以上に強力な武器はないだろう。

ネルソン・クルーズ(34)
カノー、シーガーという毎年ある程度安定した好成績を残す打者を擁するマリナーズ打線ではあるが、喉から手が出るほど欲しいのはやはり長打力。30本塁打以上を打てる強打者はマリナーズが切望するものである。昨季40本塁打で本塁打王に輝いたクルーズはセーフコ・フィールドで同じようなパフォーマンスを発揮するのは難しいだろう。ただとにかく30本打って欲しいというのがマリナーズの願いだ。

テキサス・レンジャーズ

デレク・ホランド(28)
ダルビッシュまでも失ってしまったレンジャーズにプレイオフの目は少ないだろう。となれば重要なのは来季への可能性を繋ぐこと。若手の台頭に期待するのもいいがレンジャーズの場合は怪我から復帰する主力に期待したい。特に左のエースだったホランドの復活はしてもらわないと困るといったところ。来季半ばにダルビッシュが復帰した際にはダルビッシュ、ホランド、ペレスという三本柱ができあがっているのが理想だ。

プリンス・フィルダー(30)
打者に有利なアーリントンでプレイすればその打棒が復活すると思われた昨季は怪我でシーズンの大半を出場できずに終えた。やはりレンジャーズは強力打線を構築してこそ。その中で核となりうるのは現状フィルダーしかいない。万全の状態で挑む今季結果を残せなければレンジャーズ打線に黄色信号が灯ることになる。最低でも30本・OPS.850以上はやってもらいたい。

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