2014年11月13日木曜日

2014年サイ・ヤング賞

2014年サイ・ヤング賞が発表され、コリー・クルーバーとクレイトン・カーショウがそれぞれ受賞した。


コリー・クルーバー(インディアンス)
34試合 18勝9敗 防御率2.44 235.2回 269奪三振 51四球 14被本塁打 WHIP1.09

28歳にして初受賞となったクルーバーだが、昨季までは規定投球回に到達したこともなく全国的に無名に近い存在だった。
しかし内容的には初の2桁勝利をあげた昨季も優れたもので、まさに知る人ぞ知るブレイク候補だったと言えるだろう。
それでもこれほどのブレイクを予想したファンは皆無だろうというブレイクぶりで、最多勝のタイトルに加え奪三振2位、防御率3位、投球回3位と主要カテゴリにおいて全く穴のない数字を叩き出した。
彼は今回1位票を17集め、1位票が13だったヘルナンデスを見事にかわした。
防御率、被打率、WHIPなどが1位だったヘルナンデスは勝ち数の差が影響してしまったようだ。
今季は彼のキャリアにおいて最高のパフォーマンスではあっただけに残念だが、彼の年齢や実力を考えると今後もチャンスは大いにあるだろう。



クレイトン・カーショウ(ドジャース)
27試合 21勝3敗 防御率1.77 198.1回 239奪三振 31四球 9被本塁打 WHIP0.86

カーショウは満票での選出となり、これでサイ・ヤング賞3度はドジャースのレジェンドであるサンディ・コーファックスと並んだことにになる。
防御率、勝利数、WHIP、完投数などで1位だったカーショウだが序盤の怪我の影響もありり200回に届かなかったことが危ぶまれていた。
しかし蓋を開けてみれば例年なら受賞してもおかしくない成績を残したクエトを寄せ付けずの満票受賞。
投手から1人だけMVPファイナリストに選ばれた時点で結果は見えていたが、やはり防御率1.77に加え21勝という数字はとてつもないものだ。
ここ4年で3度のサイ・ヤング賞、受賞できなかった年もサイ・ヤング賞級の成績を残したカーショウは今まさにMLB最高の投手であると言って間違いない。
まだ26歳の彼がこれからどれほどの活躍ぶりを見せていくのか非常に楽しみだ。


 

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