2015年6月11日木曜日

ナ・リーグ東地区各チーム投打のキープレイヤー

アトランタ・ブレーブス

シェルビー・ミラー(24)
2013年にテヘランとも新人王争いを繰り広げたミラーだが、昨季はやや苦しんだものの2年連続2桁勝利を記録することには成功した。将来のカージナルスのエースと期待された彼はトレードにより今季からはブレーブスでプレーすることになったが、彼のブレーブスにおける役割は非常に重要だ。キンブレルをも放出したことによって解体気味になっているブレーブスだが、例年強力な投手陣を形成するのがウリになっているこのチームにはやはり絶対的エースが必要だ。そうなる可能性があるのがテヘランとミラーの2人。テヘランが大きな不振に陥っている今、ミラーの活躍は必須だ。

アンドレルトン・シモンズ(25)
アップトンとヘイワードという主力打者を失ったブレーブス打線には、強打者といえるのはもはやフリーマン1人しかいない。フリーマンをサポートできるような打者が必要だが、現状そのポテンシャルが一番高そうなのは2013年に17本塁打という一定の長打力を見せているシモンズだ。今はまだ守備の人という域から脱していない彼が最低でも15本以上は打てるようになればブレーブス打線に違いが生まれるはずだ。


マイアミ・マーリンズ

マット・レイトス(27)
ピッチングスタッフが揃いつつあるマーリンズにおいてエースと言えるのは現在リハビリ中で今季中に復帰を見込まれるホゼ・フェルナンデスだ。しかし強いチームにはエースを支える優秀な2,3番手が存在するもの。このチームでそうなるべ投手はレイトス以外いないだろう。パドレスで優秀な成績を残しレッズへトレード後も活躍しながら今季は怪我の影響もあってか絶不調だ。フェルナンデスが今季途中での復帰であることを考えてもマーリンズに今季プレーオフの可能性は薄いのだが、最低限フェルナンデス、レイトスという若き2本柱を確立することが最重要なのではないだろうか。

クリスチャン・イェリッチ(23)
今季開幕前リーグ屈指の外野陣と言われたイェリッチ、オズーナ、スタントンの陣容。その中でもイェリッチは走攻守揃った理想的な1番打者として大きく期待されていた。ところがふたをあけてみればここ2年から考えると予想外にも思える不調ぶり。主軸にスタントンが構えているだけにその前にどれだけランナーをためられるかが重要な状況で、イェリッチが仕事をできないようではマーリンズの将来的な構想にも関わってくるだろう。


ニューヨーク・メッツ

マット・ハービー(26)
投手でキープレイヤーと言うなら彼しかいないだろう。スローリハビリを経てトミー・ジョン手術から復帰したハービーはメッツの最高の希望だ。今季トミー・ジョン手術により全休のザック・ウィーラー、今季デビューした最高の有望株ノア・シンダーガードとともに将来の本格派投手3本柱ができることを予想されているわけだが、その中でもエースをはるのはハービーになるはずだ。2013年の活躍ぶりはそう思わせるのに十分なものであり、今季はとにかく彼がしっかりエースであることを示すことがのぞまれる。

トラビス・ダーノー(26)
そろそろメッツもライトにつく生え抜きのスター打者が欲しいところ。強打者というならばデューダがいるが、やはり若い頃からの期待度という点ではダーノーが一番だ。期待されながら結局思うような活躍を見せられていないのは気になるが、彼に頼りたくなるほどメッツの野手には期待の若手などはいない。現状はDL入りしているが復帰後、3年目の正直となるだろうか。


フィラデルフィア・フィリーズ

コール・ハメルズ(31)
はっきり言って将来性のないフィリーズだが、トレードの噂が絶えないハメルズはトレードで若手有望株を獲得する駒として重要な存在だ。このチームで最もトレード価値があるだけに、彼が今季しっかりエース級の活躍を見せシーズン途中ないし今オフ以降にどれだけの有望株に交換できるかというのはフィリーズの進退にも関わる。

マイケル・フランコ(22)
このチームにおける数少ない期待の若手フランコ。2013年にはマイナーで31本塁打を放つなどパワーのポテンシャルは高い。今季はとにかくレギュラー定着、そして二桁本塁打越えがノルマだ。


ワシントン・ナショナルズ

スティーブン・ストラスバーグ(26)
史上最高クラスの先発ローテーションが出来上がったナショナルズ。シャーザー、ストラスバーグ、ジマーマン、ゴンザレス、フィスターという陣容はあまりにも豪華だがこれはFAになる投手もいるためおそらく今季限りで解散になる。しかし来季以降のことも考えるならドラフト史上最高の逸材と言われたストラスバーグの覚醒がそろそろ見たいところ。特に彼には今季プレーオフで暴れてもらわなくてはならないため、現状不調でDL入りはしているがシーズン後半は絶対に復活し、これまで以上の活躍をしなくてはならない。

ブライス・ハーパー(22)
投手でドラフト史上最高の逸材がストラスバーグなら野手ではハーパー。デビュー以来の彼のメジャーでの活躍ぶりは、並のスター候補なら十分でもブライス・ハーパーという名前からすると物足りないものだった。いつトラウトのようなリーグを代表するようなスーパースターへ変貌するのか、それともこの程度の選手だったのかとファンをヤキモキさせてきたハーパーだがついに覚醒。現状MVP最有力候補であるだけではなく、プレーオフに入れば彼の存在は自チームにも対戦チームにとっても最も大きなものとなる。それにしても恐ろしい選手である。

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