2014年10月5日日曜日

NLDS開幕

ア・リーグから一日遅れてナ・リーグの方でもディビジョンシリーズが開幕した。
ナ・リーグの対戦カードは以下の通り。

ナショナルズ(東地区1位)vsジャイアンツ(ワイルド)
ドジャース(西地区1位)vsカージナルス(中地区1位)

ア・リーグを含めた試合結果は以下のようになった。

オリオールズ 7-6 タイガース 2勝0敗でオリオールズがリード
エンジェルス 1-4 ロイヤルズ 2勝0敗でロイヤルズがリード

ナショナルズ 2-3 ジャイアンツ 1勝0敗でジャイアンツがリード
ドジャース 9-10 カージナルス 1勝0敗でカージナルスがリード

この日は全試合が接戦となったが中でも面白い展開になったのがオリオールズとタイガースの一戦。
8回表終了時点で3-6とタイガースリードでオリオールズは敗戦濃厚だったにも関わらず、その裏に一気に4点を奪い逆転してしまうという劇的展開。
またドジャースとカージナルスの一戦でも両チームサイ・ヤング賞候補の大エースで挑んだにも関わらずウェインライトは5回途中6失点、カーショウは7回途中8失点で降板するというまさかの乱打戦になった。
こちらもカージナルスが7回に逆転しており、やはりポストシーズンは終盤に何が起こるかわからない。
オリオールズとロイヤルズはこれで次ステージ進出へリーチをかけたわけだが、特に気になるのはロイヤルズの勢い。
劇的展開を演出したワイルドカードゲームでの勢いをまだ維持しており、接戦での集中力に凄いものがある。
巨大戦力エンジェルスとのこれまでの戦いを見る限り、ここを一気に突破すれば最後まで突っ走っていきそうな勢いだ。




2 件のコメント:

  1. スカーバラ2014年10月5日 20:24

     優勝候補の筆頭であるエンゼルスを相手に敵地で2連勝したロイヤルズ。圧倒的不利と言われた下馬評を覆し、王手をかけました。機動力を活かし、守備を固め、接戦に持ち込んで大リーグ屈指のリリーフ陣にかけるという数少ない勝ち筋を見事に手繰り寄せています。
     一方、エンゼルスは投手陣は好投しているのに自慢の強力打線がまるで機能せず、本拠地で連敗という窮地に追い込まれてしまいました。トラウト、プーホールズ等主力に元気がないのが心配です。
     第3戦はカンザスシティ。一挙にシールズで決着を図りたいロイヤルズと逆転3連勝へのきっかけをつかみたいエンゼルス。ロイヤルズが有利なのは明らかですが、もしエンゼルス打線が目覚めればまだ分かりません。ロイヤルズはもうアナハイムには戻りたくないでしょう。

     一方、オリオールズ対タイガースもオリオールズが2連勝で王手。ある程度は予想できたことでしたが、タイガースのリリーフ投手陣がひどすぎる。いくらサイヤング賞投手を三人擁していたとしても、リリーフがあの体たらくでは勝つのは困難です(オリオールズの強力打線を考えるとなおさら)。同じくらいの打力ならリリーフの安定している方が有利になるのは自明の理です。
     タイガースは本拠地に戻ってプライスの左腕にかけることになりますが、僅差で終盤を迎えた場合、プライスが完投できなかったら、「二度あることは三度ある」になってしまいかねません。リリーフ陣の整備はオフシーズンの最優先課題ですが、それは今言っても仕方ない。さしあたり今季頂点を狙うにはどうしたらよいか?少なくとも状況を打開するにはもはや古典的戦法、すなわち投手分業の考えを廃して先発エースを必要に応じて救援にまわすしかないと思います。リリーフ陣に「失格」の烙印を押しその意欲を奪いかねない危険な戦法ではありますが、やるべきです。残念ながら今のチェンバレンやソリアよりは疲れていてもシャーザーやバーランダーに救援させる方がはるかによいでしょう。野手も奮い立つはずです。
     対するオリオールズはやはり安定しています。今の両チームの状況を考えると、1997年以来のリーグ優勝決定シリーズへの進出の可能性は高いでしょう。

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    1. コメントありがとうございます。
      ロイヤルズの勢いはなかなか止まりそうにありませんね。
      投手陣はもちろんいいところで打つホズマーの存在も非常に大きいです。
      ここから本拠地に戻るわけですからモチベーションはどのチームよりも高いでしょう。

      オリオールズとタイガースに関してはおっしゃる通りある程度予想できた展開になっていますね。
      リリーフの状況を考えるとここから勝ち上がれても先発投手の出来次第という試合が続きそうです。

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