2014年3月29日土曜日

マイク・トラウトが6年1億4450万ドルの長期大型契約に合意

現役最高の打者は誰かと問われればおそらくほとんどのファンはミゲル・カブレラの名を挙げるはずだ。
先日史上最高額の延長契約に合意したカブレラはそう呼ばれるにふさわしいと球団もファンも思っている。
しかし現役最高の選手はと問われれば、ミゲル・カブレラではなくマイク・トラウトの名が挙がることが多いだろう。
トラウトは22歳(普通の選手ならやっとメジャーに昇格したばかりの年齢だ)にして現役最高の野手との評価を強固なものにしており、それを証明するかのようにこのほどエンジェルスとの2020年までの6年1億4450万ドルの巨額契約を得た。
この契約は2015年にスタートするが、彼は23歳から年平均約2400万ドルというMLBトップクラスの年俸を得ることになる。
普通の選手ならこれだけの契約は無謀だと私も言いたいところだが、トラウトなら話は違う。
大きな怪我での長期離脱がなければこの1億4450万ドルはお買い得契約にすらなり得るのだ。
さらに恐ろしいのはこの契約を満了してもなお彼は29歳であり、そこからまた長期大型契約を狙えるという点である。
もしこの2年間と同じレベルのパフォーマンスを今後彼が続けるのであればFAになった際には10年3億ドル越えを狙えるだろう。
エンジェルスとトラウトの最良の道は、この契約が満了する前年に8~10年の延長契約(1年あたり3000万ドル前後)を結びエンジェルスのフランチャイズプレイヤーとして引退することだろうと私は考えている。
トラウトがエンジェルスを居心地よく感じているのであればこれは最高のシナリオではないだろうか。
もちろんそうなれば殿堂入りも見えてくるだろうし、彼はMLB史に名を残す伝説的プレイヤーになっているはずだ。
まあ現実はここまで完璧に進まないとしても、少なくとも今回のエンジェルスの選択は好ましいものだと私は思う。
願わくばハミルトン、プホルスの復活せんことを・・・

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