2014年3月25日火曜日

再起にかけるスター選手

スポーツ選手は怪我と無縁ではいられない。
多大な才能を持ちながら怪我でキャリアを絶たれる選手がいることを思うと、頑強さもまた才能なのだと思わせられる。
MLBでは毎年スター選手が怪我により不調や全休に追い込まれるが、中には復活を遂げる選手もいる。
今回紹介するのは怪我からの完全復活が望まれる元スター選手たちだ。


松坂大輔(33)
日本では押しも押されぬスターだったが、期待されてデビューしたMLBでは思い通りの結果を残せず苦しんだ。
近年は怪我には悩まされており、昨季はトミー・ジョン手術からの復帰を図り新天地でプレーしたのだがマイナー過ごす期間が長くなってしまった。
メッツではメジャー昇格当初こそ芳しくなかったが最後の数試合では光るものを見せて再契約を勝ち取ってみせた。
もはや速球に威力はないが、うまくスタイルチェンジできればまだ復活の可能性はある。
今季狙うのはひとまず先発ローテーション入りだ。





グレイディ・サイズモア(31)
走攻守すべてを兼ね備えたスター外野手が怪我によって一気に転落。
この2年間は全休だったが再起を賭けてボストンでスタートをきることになった。
怪我が膝だっただけに以前のような守備・走塁は望めないだろうが、打撃はまだ復活の目があるはず。
スプリングトレーニングでも現時点ではまずまずの出来を見せており、メジャーでポジションを得ることができれば非常に面白くなる。
現時点ではまだ未知数だが、彼が今季復活すればレッドソックスのキープレイヤーにもなり得る。





ジョシュ・ジョンソン(30)
怪我さえなければと多くのファンが思ってしまうのがジョンソンという投手だ。
実力は折り紙つきで投手に必要なツールをたった一つを除いて備えていた。
そのたった一つが耐久性であり、それが彼のキャリアへ致命傷を与えている。
万全の状態で過ごせたシーズンは一度しかなく、ブルージェイズへ移籍した2013年はキャリア最悪の出来となった。
今季はパドレスが獲得し、スプリングトレーニングでも順調に来ていたが早くも怪我で少なくとも一カ月の離脱が決定してしまった。
しかし復帰すれば投手有利な本拠地も相まって何か素晴らしい結果を出してくれるのではないかとどうしても期待してしまう選手ではある。





デレク・ジーター(39)
今季がラストイヤーとなるMLBの顔。
しかしスプリングトレーニングでは全く結果を残せておらず、有終の美をかざるのを期待するのは少々酷かもしれない。
それでもフィールドに立てば王者の貫録とリーダーシップでチームを引っ張ってくれるはずだ。
どんな結果になろうとも大きな怪我なくフルシーズンを過ごしてくれることを願いたい。






ネフタリ・フェリース(25)
2010年の新人王で若くしてクローザーへと定着したことでその将来が嘱望されたのだが怪我もあり先発転向は結局うまくいかずリリーフから再出発することとなった。
今季はホアキム・ソリアがクローザーに指名されたが、ソリアの状態とフェリースの復活次第では立場が変わる可能性は大いにある。
しばらくはセットアッパーとしてプレーするだろうが、シーズン中盤には彼がクローザーになっていてもおかしくはないだろう。



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