2014年6月30日月曜日

6月2人のノーヒッター

サンディエゴへ留学のため忙しく、一時更新を休止しておりました。
ようやくアメリカでの生活も落ち着いてきたため、これからまた再開していきたいと思います。

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そろそろシーズンも半分を終えようかという時期だが、先日のベケットに続いてまたノーヒッターを達成した投手が現れた。
それも今月で2人、両者ともにサイ・ヤング賞を2度受賞しているという共通点もある。

まず最初に達成したのはクレイトン・カーショウ。
5月半ばには2回途中で7失点という屈辱を味わったが、それ以降は安定した投球を見せていた。
そして調子を上げていた6/18のロッキーズ戦で彼はMLB史に残る圧倒的なパフォーマンスを披露してみせた。
並み居る強打者たちを次々ときって落としてなんと9回を無安打無四球15奪三振で抑えてみせたのだ。
本来なら完全試合の内容ではあったのだが残念ながら味方のエラーがあったため結果はノーヒットノーラン。
それでもこの圧倒的な内容史上最高クラスのものと言って間違いないだろう。
ノーヒッターは彼にとって初めてのもので15奪三振もキャリアハイというおまけもついた。
ベケットがドジャースに野茂以来のノーヒッターをもたらして間もないカーショウの快挙となったが、カーショウはその後の試合でも8回を無失点に抑えて連続無失点記録を継続している。
この記録もどこまでのばすことができるか要注目だ。




そしてもう1人、カーショウの快挙からあまり時間をおかずにノーヒッターを達成したのがティム・リンスカムだ。
数年前まで2年連続のサイ・ヤング賞獲得などリーグ最高の投手として名を轟かせていた彼は今や落ち目のローテピッチャーになってしまった。
それでも昨季はノーヒッターを達成するなど見せ場を作っており、不安定ながらも調子のいい時は好投してくれる。
そんなリンスカムが今季もまたやってくれた。
6/25の試合、お相手は前回達成時と同じパドレス。
そして前回はアウェイゲームだったが今回はホームゲームでの達成となった。
さらにもう一つ違うのが投球内容。
昨季のノーヒッターは9回148球という非常に苦しんでのものだったが、今回は9回1四球6奪三振で113球という省エネで達成している。
もはや全盛期の面影はないに等しいが、全盛期には達成できなかったノーヒッターを落ち目になってから2度も達成するというのがなんとも不思議だ。
とは言え彼はまだ30歳になったばかり。
これを機にまた以前の輝きを取り戻してくれると信じたい。




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