2014年6月4日水曜日

田中 初の月間最優秀投手を獲得

ヤンキースの田中将大が初の月間最優秀に輝いた。
5月の成績は以下の通り。

6試合 5勝1敗 防御率1.88 43.0回 42奪三振 6四球 2被本塁打 WHIP0.98

1敗こそしてしまったが4月は苦しんだ被本塁打も2本に抑え、完封も記録するなど本領発揮してきた感がある。
1年目のダルビッシュが大きく苦しんだ左打者にも全く苦労しておらず、クオリティスタート率も両リーグ唯一の100%を維持するなど既に最高の投手の一角へと顔を出している。

ルーキーが月間最優秀投手を獲得するのはMLBでは昨年7月のクリス・アーチャー以来だが、田中がもはやルーキーという枠組みに収まってはいないのは言うまでもないだろう。
日本では凄まじい記録を樹立した田中だが、実はあるMLB記録も視野に入ってきている。
それが連続クオリティスタート達成の記録であり、これまでのMLB記録は1973年のスティーブ・ロジャースが樹立した16試合連続クオリティスタートだ。
この記録に到達するまであと5試合続けていかなくてはならないが、それをやってしまいそうな雰囲気があるのが田中将大という男だ。

次の対戦相手は兄貴分ダルビッシュがMLBで最も苦手とするアスレチックス。
今季好調でボールを見極める選球眼と試合の流れを変える長打力に長けた打線に加え、リーグ最高クラスの投手力を持ち合わせた隙の少ないチームだ。
相手投手もここまで防御率2.37のドラフト1位投手ポメランツということで、田中にとってもヤンキース打線にとっても苦しい戦いになることは間違いないだろう。
連続クオリティスタート記録への最大の難関になるはずだ。
逆にこのチームをあっさりシャットアウトすることができれば田中にもはや敵はいなくなる。
6月5日(日本時間6日)の試合は最も注目すべき試合になる。
そうなれば新人王はおろかサイ・ヤング賞も視界に入ってくるだろう。


5月の月間アワードは以下の通り。

月間MVP 
野手部門 エドウィン・エンカーナシオン(TOR) ヤシエル・プイグ(LAD)
投手部門 田中将大(NYY) マディソン・バンガーナー(SF)
ルーキー ジョージ・スプリンガー(HOU) コルテン・ウォン(STL)


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