2014年10月29日水曜日

ワールドシリーズ第6戦

ロイヤルズ 10-0 ジャイアンツ

崖っぷちに追い込まれてホームへと舞い戻ったロイヤルズだが、序盤の集中打でジャイアンツ先発ピーヴィを打ち崩し早々に試合を決め、終わってみればリリーフ3本柱を出す必要もない圧勝となった。
サンフランシスコではいまいち元気がなかった打線の大爆発、そしてもうバンガーナーが彼らの前に立ちふさがることはないということはロイヤルズにとって大きなアドバンテージになる。
逆にジャイアンツとしては最悪のシチュエーションだ。
ただでさえ勢いのあるロイヤルズをアウェイでの第7戦という状態で戦わなくてはならないのだ。
この試合で大炎上したピーヴィは第2戦でも先発の責務を全うすることができず、ジャイアンツが敗退すれば大戦犯となってしまうだろう。

さて、今季の集大成であるワールドシリーズ第7戦の先発はロイヤルズがガスリー、ジャイアンツがハドソンだ。
前回のこの顔合わせではガスリーに軍配が上がったが僅差だった。
有利なのは俄然ロイヤルズ、個人的にもロイヤルズにこのワールドシリーズを制し伝説の締めくくりとしてもらいたい。




2 件のコメント:

  1.  第5戦終了時ではもうダメという雰囲気すら漂っていたロイヤルズが本拠地で大復活。10対0で大勝して決着を最終の第7戦に持ち込みました。ホームとビジターでここまで違うとは。序盤で大量点を取れたことが大きく(ピービーがここまで打ち込まれるとは思わなかったが)、若い先発のベンチュラは安心して投げられたと思います。

     これでワールドシリーズは3年ぶりに第7戦に持ち込まれました。追いついた勢いと地の利、そしてワールドシリーズの第7戦でビジターチームが勝ったのは1979年のパイレーツが最後であることなどを考えると、ロイヤルズが優勢に見えます。しかし、第7戦におけるホームチームの連勝が今年も続くとは限らないし(なお、50年代~70年代には第7戦をビジターが取ることが多かった)、ジャイアンツの経験と何よりもバムガーナーがロングリリーフに出てくる可能性が高いことを考えると、私は決してロイヤルズ有利とは言えないと考えます。

     ロイヤルズの勝機は先発ガスリーの頑張り(できれば85年のセイバーヘイゲンみたいに完封してほしいが、それは困難だろう)、そしてジャイアンツの先発ハドソンから速い回になるべくまとまった点を取れるかによって大きく左右されるでしょう。リードされた状況でバムガーナーと対決というのはできれば避けたいところです。
     おそらく3点勝負くらいの厳しい試合になると思いますが、ロイヤルズには何とか頑張って世界一になってほしいですね。ヤンキース、レッドソックス以外のア・リーグ王者はワールドシリーズで勝てないという現状を終焉させ、30年近くも待ち続けた地元のファンを喜ばせてほしいです。ジャイアンツはここ5年で2回も世界一、そろそろ新しい世界王者が生まれてもよいころでしょう。

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    1. コメントありがとうございます。
      これまで芳しくなかったロイヤルズ打線の爆発ぶりには誰もが驚かされたのではないでしょうか。
      ベンチュラは安定感抜群とは言えないまでも試合をしっかり作りましたし、来季以降の好材料にもなりました。
      第7戦がどうなるかは正直わかりませんが、最後まで勝負がわからないような展開が見たいですね。
      ジャイアンツはバンガーナーの登板の有無、ロイヤルズはできるだけ7回までリードしてリリーフに託せるかどうか。
      どちらのチームとしても継投のタイミングが非常に重要なゲームになりそうです。

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