2014年3月28日金曜日

2014年サイ・ヤング賞候補10傑〈ア・リーグ編〉

私が考えている今季のサイ・ヤング賞候補を各リーグ10人ずつ紹介する。
〇はその投手にとってポジティブな要素、×はその投手にとってネガティブな要素、△はポジティブにもネガティブにもなり得る要素だ。

ダルビッシュ有(27)―レンジャーズ
〇2年目の昨季サイ・ヤング賞投票2位と順調にMLBの環境に適応してきている。
〇チームの補強で勝利数を稼ぎやすい環境にある。
〇離脱がなければ奪三振のタイトル獲得の可能性が高い。
×今スプリングトレーニング中はウリの奪三振が少なめ。
×四球の多さはこの2年でまだ改善しきれていない。
☓開幕はDL入りで出遅れ。


マックス・シャーザー(29)―タイガース
〇長期大型契約を得るために奮起するはず。
〇今スプリングトレーニングでは本塁打こそ打たれているが三振・四球に関しては洗練されている。
〇オフの移籍でチームの守備力は強化された。
△打線の陣容が変ったことで援護率がどうなるかわからない。
×昨季が恵まれ過ぎていた。


ジャスティン・バーランダー(31)―タイガース
〇今スプリングトレーニングでは4試合に先発し防御率0.00と圧倒的。
〇オフの移籍でチームの守備力は強化された。
×7年連続200回以上の勤続疲労と年齢。


フェリックス・ヘルナンデス(27)―マリナーズ
〇昨季はFIP、xFIPともにキャリアハイの出来。
〇長年縁のなかった優勝がかかっているためモチベーションが高い。
〇本拠地が投手有利。
△オフに大幅に陣容が変ったことで良くも悪くも投球成績に影響が出る。
×過去3年間すべてで終盤に大きく崩れる月がある。


クリス・セール(25)―ホワイトソックス
〇チームの打線に変化があったことで援護は昨季より得られそう。
〇年齢的にもう一段階レベルが上がってもおかしくない。
×本拠地は投手に不利。
×投手陣において若くしてエースとしての負担が大きい。


デビッド・プライス(28)―レイズ
〇昨季スタイルチェンジに成功し安定感が増した。
△常に移籍の可能性を取りざたされるため周囲の雑音が大きい。
×制球重視のためか怪我のためか球威が落ちた。
×制球重視のためか奪三振が減った。
×同地区に強力なチームが多い。


ジェームズ・シールズ(32)―ロイヤルズ
〇安定感抜群の投球スタイル。
〇昨季より援護に期待できる。
〇強力なリリーフ陣で好投が無になる可能性が低い。
×7年連続200回以上の勤続疲労と年齢。


ジャスティン・マスターソン(29)―インディアンス
〇今スプリングトレーニング絶好調。
〇昨季奪三振率が大幅に向上。
×昨季は制球力はあまり改善されなかった。


ジョン・レスター(30)―レッドソックス
〇復活した昨季はオールスター明け以降非常に安定しポストシーズンでも活躍。
〇打線が強力で援護を得られそう。
〇今スプリングトレーニングは絶好調。
〇契約最終年でチームも優勝を狙えるためモチベーションが高い。
×同地区に強力なチームが多い。


田中将大(25)―ヤンキース
〇今スプリングトレーニングでは期待された通りの結果を出しており、特に制球面で不安がないため安定感に期待できる。
〇黒田とイチローという2人の先駆者がいるためなじみやすい。
△MLBでの実績が全くないため未知数。
×過去の日本人投手のように1年目は適応に苦労する可能性がある。
×本拠地が投手に不利。
×同地区に強力なチームが多い。
×MLB1年目にしてニューヨークでのプレッシャーという特殊な環境におかれることになり、1年目でも結果が求められる状況。



2 件のコメント:

  1. 個人的にダルに獲ってほしい!マー君は新人王!!

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    1. コメントありがとうございます。
      田中の新人王もダルビッシュのサイ・ヤング賞もどちらとも十分あり得ることですね。

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