2014年3月29日土曜日

田中将大のスプリングトレーニングまとめ

MLB1年目田中のスプリングトレーニングでの登板が終了したということで、彼のここまでの活躍をまとめてみたいと思う。

3/1 vsフィリーズ
2.0回 2安打 0本塁打 3奪三振 0四球 0失点

3/6 vsフィリーズ
3.0回 2安打 1本塁打 1奪三振 0四球 1失点

3/16 vsブレーブス
4.1回 3安打 0本塁打 6奪三振 2四球 1失点

3/22 vsツインズ
5.2回 5安打 0本塁打 6奪三振 1四球 3失点

3/28 vsマーリンズ
6.0回 3安打 0本塁打 10奪三振 0四球 0失点


スプリングトレーニング成績
5試合(3先発) 2勝0敗 防御率2.14 21.0回 15安打 1本塁打 26奪三振 3四球 WHIP0.86 

5試合に登板し、最後の試合では黒田が先発し3回を完封、その後を受けた田中が残り6回を完封という日本人リレーで完璧に締めくくったわけだが、はっきり言ってこのスプリングトレーニングにおける田中のパフォーマンスは期待以上だったと言っていいだろう。
ただ単に結果がよかっただけではなく投球内容自体が非常にハイレベルだ。
特に驚嘆するのは制球力の高さと三振を奪う能力だ。
日本人投手の中にはボールやマウンドの違いから渡米後に制球力が落ちるケースがいくつか見られたが、田中に関しては現時点でその兆候はなく、しっかりとストライクゾーンで勝負することができている。
またスプリッターが効果的で三振を奪うことができているという点も間違いないだろう。
もちろんスプリングトレーニングでの成績は参考程度でしかない。
今後はスプリングトレーニングとは違いもっと長いイニングを投げ、メジャークラスが並ぶ打線と対戦することになる。
またニューヨークのメディアのプレッシャー、球場の性質などはレギュラーシーズンではひしひしと実感することになるだろう。
これから研究されてくれば打者の対応も違ったものになってくるかもしれない。
しかし一つわかったことは、彼は今のところボールの違いといった環境の変化にあまり苦心していないという点だ。
1年目は苦労するという予想が多い中で、もしかするといきなりの活躍を本当に期待してもいいのかもしれない。



2 件のコメント:

  1. こんにちは。記事に記載の通り、思った以上に制球が良かったですね。
    もちろんある程度のすっぽ抜けはありましたが、ダルビッシュが1年目にとても制球に苦しんだのを見ていると、田中のほうが見ていて安心感があります。

    1年目ですので今年は「MLBに慣れる」という1年になると思いますが、防御率3,50 投球回数180回ぐらいはやってくれそうな感じがします。これから先、ダルビッシュと田中、どちらが先にサイヤング賞を取れるかという点が非常に楽しみですね。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。
      今まで1年目からサイ・ヤング賞投票の上位に入るような活躍をした日本人投手は野茂くらいでしたが、田中が特に苦しまず適応できるのであれば期待できるかもしれませんね。
      ダルビッシュはサイ・ヤング賞大本命ですが、田中にも頑張ってもらいたいです。
      田中はダルビッシュがプロ入りして3年目を迎えた年にプロ入りしましたが、今回もダルビッシュのメジャー3年目と同時に田中がメジャーデビューし、またもや同じリーグということでこの2人にはなにかライバルになる運命のようなものも感じます。
      数年以内にこの2人がサイ・ヤング賞争いをする日が来るといいですね。

      削除