2014年5月21日水曜日

田中の連勝がついにストップ

かつて野村克也は田中の勝ち運を”マーくん 神の子 不思議な子”と評したが、それから数年して彼は24勝0敗という前人未到の偉業を成し遂げてみせた。
日本での彼の通算成績は99勝35敗、勝率にして.739という尋常ならざる数字は彼の投球の質の高さに加えて、やはり勝ちに恵まれる運というのも多少なりとも関係しているのだろう。

そんな田中はメジャーデビューを果たしてからも味方の援護に恵まれこれまで6勝0敗という連勝を維持していた。
個人的には日本での成績を合算するのは好きではないのだが、レギュラーシーズンでの連勝記録は34にまで到達していた。
このままメジャーという最高峰の舞台でも無敗の偉業を達成してしまうのではないかと思った日本のファンもいたことだろう。
しかしそれほどメジャーも甘くない。
今日の登板でついに初の黒星がついてしまったのだ。

6.0回 8安打 4失点(3自責点) 1四球 7奪三振
投球内容は悪くはなく、自責点も3点におさめたことでQS率は100%を維持しているのだが、今回は相手投手が好調のハメルだったことでヤンキース打線が沈黙し、田中を援護することができなかった。
この試合の相手は前回対戦で8回無失点とほぼ完璧に抑えたカブスだったのだが、実はこれが田中にとってメジャーで初めての同じ球団との対戦。
つまり対戦球団も2巡目に入りつつあるということであり、各球団にデータが揃いつつあるということだ。
ここ3試合はすべてナ・リーグのチームだったのだが、特に1度ずつ対戦した同地区のチームは脅威になるだろう。
田中は多少研究したくらいで打ち崩せるような投手ではないが、メジャーの洗礼はこれから始まることになるのかもしれない。


またこの日は岩隈も登板。
8回2失点の好投でしっかりと勝ちをつけた。
岩隈はこれで3勝0敗だが、こちらの連勝はどこまで続くだろうか。


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