2014年1月23日木曜日

田中がヤンキースと7年1億5500万ドルで契約

日米のメディアを騒がせていた田中の行き先がついに決まった。
ヤンキースと7年1億5500万ドルでの巨額契約で、もちろん日本人選手が過去に結んだ契約では史上最高額。
ヤンキースはカブスと最後まで争っていたと言われており、カブスは2億ドルを提示しているとの噂があったがそこまでの金額ではないにしてもカブスもヤンキースと近いだけのオファーは出していたはず。
そう考えるとやはりイチロー、黒田という二人の日本人選手がいるヤンキースの環境が決めてになったのかもしれない。
詳しい情報はまだ出ていないが、少なくとも田中は全盛期をヤンキースで過ごすことが決まったわけだ。
ポスティング・フィーの2000万ドルも含めると7年1億7500万ドルで、1年あたり2500万ドル。
この金額に見合う活躍というのはサイ・ヤング賞レベルであり、昨年の岩隈、ダルビッシュレベルの活躍を7年間続けて初めて釣り合う。
ニューヨークのメディアは全米で最も厳しく、そこでのプレッシャーに耐えられるかどうかもカギになるだろう。
とにかくまた新しい情報が入ってくるのを待ちたい。

4 件のコメント:

  1. ようやく決まりましたね。
    ヤンキースに行くと言うのは予想通りでしたが、これほどの額になるとは思いませんでした。明らか過大評価ですし、それなりには活躍するでしょうがサイ・ヤング賞級の成績を残せるかどうかは疑問です。ただヤンキースのように先発投手の補強を急務としている球団なら、このような思い切った額を出してしまうんでしょう。カブス、ダイヤモンドバックスも先発の駒が足りていないようですし、特にカブスにいたってはプレーオフ進出が不可能なくらい貧弱です。ホワイトソックスは投手陣より打線の補強が必要でしょう。昨季のクリス・セールがかわいそうです。ドジャースは先発も足りていますし、打線も強力で総合的にはMLB一の戦力を持っているでしょう。最終的にはカブスかヤンキースといった感じでしょうが、結果的にはヤンキースになりました。
    私はヤンキースファンで、このことはとても喜んでいます。黒田が好きで見始めたMLBにまた好きな選手が入り、しかもヤンキースという名門球団ですから大変喜ばしいことです。

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    1. コメントありがとうございます。
      今回の件で、若さというものがどれほどの評価を得るのかがわかりましたね。
      とにかく決まったことはよかったものの、派手にハードルが上がってしまった、しかもニューヨークとなると正直選手にとってはかなり厳しい環境なのではないかと思います。
      年平均2500万ドルクラスの投手に求められる成績は言うまでもなくサイ・ヤング賞ですし、昨季の黒田クラスの成績でやっと最低ラインになります。
      日本人投手は一年目で環境の違いにとまどい試行錯誤する傾向にありますが、ニューヨークのファンは田中にそれを許してくれないでしょう。
      日本に置き換えればNPB球団がマイナーの選手を5年25億程度で獲得したのと同等の意味を持ちますから、そう考えるとヤンキースファンとしては嬉しい半面かなりリスクの大きいギャンブルにでたなとも思います。

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  2. スカーバラ2014年1月30日 21:30

     個人的な感想を言えばヤンキースには行ってほしくなかったですね。ただでさえ強く優勝しすぎという観のあるヤンキースが、田中の加入でこの先何年も他球団(レッドソックスはともかく)のワールドシリーズ制覇の夢を打ち砕いてしまうのではないかと危惧してしまいます(ファンの方には申し訳ありませんが)。以前にも書いたようにできれば日本人のスター選手には優勝から遠ざかっているあまり日本でなじみのないチームに入って、そこを強くしてほしいと思います。「ヤンキースで投げる田中」よりも「ヤンキースやレッドソックスに立ち向かう田中」の方が見たかったですね。
     マネーゲームになると、どうしても資金力豊富なチームが有利になります。ゆえに日本人のスターはヤンキースやレッドソックスに入団することが多い(その結果、報道も一部球団に偏ることになる)。野手はともかく、投手に関しては日本人選手はあてになることが多いため、このままでは大リーグ全体のバランスが悪くなるおそれが出てきそうです。「ドラフト類似の制度」でも検討すべきかもしれません。

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    1. コメントありがとうございます。
      確かに最後まで対抗馬となっていたカブスあたりに行った方が面白かったかもしれませんね。
      もし田中がカブスでワールドシリーズMVPでもとろうものならそれこそ伝説になったに違いありません。
      まあチームの強さは別としても、ヤンキースというのは投手にとって非常にハードルの高いチームであることは疑いありません。
      ある意味田中の所属チームとしては最悪といってもいいかもしれません。
      スター選手たちですら精神力を試される全米一のプレッシャーと注目度は、鋼のメンタルを持ち合わせていなければ潰れてしまいかねません。
      逆にそのプレッシャーを跳ねのけてヤンキースのエースとして君臨することができるのなら問題ないのですが、黒田とイチローという日本人の大先輩が二人もいることが彼にとっては大きな救いになるでしょうね。

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