MLBでも始まったばかりのスプリングトレーニングで次々とスター選手が登場する中、今季最も注目されていると言っても過言ではない田中将大がデビューを果たした。
田中は予定通り5回からリリーフで登板し、2回を2安打無四球3奪三振無失点と上々の結果を出した。
彼に関して多くの識者がどういう活躍をするか予想しているのだが、ほとんどの識者たちが言及しているのがコントロールのよさ。
田中に年2000万ドルの価値はないと考えている識者ですらも、田中がストライクを取ることに苦労することはないだろうと予想している。
そして今日田中が見せた投球はその予想が正しいと証明するものだった。
日本人メジャーリーガーが苦労するのがボールとマウンドで、特にボールは日本のものより滑ることでコントロールしにくいと言われる。
田中もそこを危惧されていたのだが今日のパフォーマンスを見る限りはそれほど心配する必要はなさそうだ。
時折甘く入る瞬間はあったもののやはりストライクをとることに長け、スプリッターで三振も奪うことができた。
これはなかなか印象的なデビューになったと言えるのではないだろうか。
ただ少し気になるのはフライアウトが3つでゴロのアウトが1つもなかったことだ。
ヤンキースタジアムの性質を考えれば活躍するにはグラウンドアウトピッチャーの方が望ましい。
黒田が活躍している要因もそこにあるあ、もしMLBで田中がフライアウトピッチャーになるのであれば被本塁打のリスクが増えてしまう。
これは今後の投球で傾向を見極めていかなくてはならないだろう。
ちなみにこの日はヤンキースのエース格サバシアと黒田も登板した。
サバシアは先発し2回を2安打無四球1奪三振無失点、黒田は3回から登場し2回を1安打無四球2奪三振無失点とそれぞれ好投。
サバシアはフライアウトとゴロのアウトがそれぞれ2つずつ、黒田はフライアウトがなくゴロのアウトが2つと持ち味も見せた。
また7番で先発したイチローもタイムリーヒットを放ち3打数1安打1打点と活躍。
最終的にヤンキースは4対0でフィリーズを下すなど日本人ファンにとって喜べる試合になったのではないだろうか。
スプリングトレーニングでやはり注目は田中ですね。
返信削除フィリーズ線は見ましたが、やはりスプリットは素晴らしく直球も94mphと上々の仕上がりだと思います。
田中には契約に見合った活躍をしてくれると願っています。
その他に気になったことが2つあります。
ひとつはCC・サバシアで、彼は3年前と比べて明らかに痩せています。
顔とか体つきがスリムになって違和感が半端無いです。
スタミナ切れがおきなければいいのですが・・・
ふたつめは昨季サイ・ヤング賞を受賞したクレイトン・カーショウです。
オープン戦とはいえ2試合連続で大乱調はファンとして大分心配です。
超大型契約を結んだ矢先にこれでは心配せざるを得ません。
コメントありがとうございます。
削除田中はこれから登板するごとに大きな注目を浴びるでしょうし、MLBでの実績があるわけではないですからスプリングトレーニングでも何度か打たれてしまえば懐疑の声が上がることもあるでしょうから、とにかくプレッシャーに負けずにやってほしいですね。
サバシアに関しては私も心配ですね。
確かに体重が重いと膝への負担が大きいのですが、これほどまでに体格が変ってしまうと今までとはバランスが変って思うようなパフォーマンスを発揮できないのではないかと思います。
痩せたことがプラスになるようならいいのですが・・・
カーショウに関してはあれだけの投手ですから打たれる分にはあまり心配していないのですが、乱調の内容が四球乱発というところがやや気になります。
昨季向上した制球力が失われてしまうとかなり痛いですからね。
しかし最終的にはしっかりまとめてくるタイプの投手だと思います。
もしできないのならば怪我の可能性も考えた方がいいのかもしれません。