2013年5月17日金曜日

若き2年目選手たちの活躍

”2年目のジンクス”という言葉があるように、1年目である程度活躍した選手にとって2年目は鬼門だと言われる。
しかし今年はメジャー2年目を迎えた選手たちの活躍が目覚しい。
今回は猛威を振るっている若き2年目選手たちを紹介しよう。

”ブライス・ハーパー”
打率.298 11本塁打 22打点 出塁率.393 OPS1.022 1盗塁
言わずとしれた怪童にとっては2年目のジンクスなど存在しない。
昨年は19歳にして新人王を獲得する活躍を見せ、さらなる躍進を期待された今季はここまで期待以上の出来を見せている。
本塁打はリーグ2位、OPSは3位と昨年のトラウト同様年齢にそぐわない圧倒的なパフォーマンスだ。
BB/Kも大きく向上させ、あらゆる面で成長が見える。
あまりにもスケールが大きいこの男は一体どこまで高みにのぼっていくのだろうか。

”マット・ハーベイ”
4勝0敗 防御率1.44 56.1回 62奪三振 14四球 27被安打 3被本塁打 WHIP0.73
ドラフト時から将来のエースへと期待され、順調に階段をのぼり昨年メジャーデビュー。
制球に課題は残したものの素晴らしいパフォーマンスで今季のブレイクが期待された。
私も含めて彼に期待していたファンは多いだろう。
しかし彼はそれらの期待を大きく上回るパフォーマンスを見せている。
防御率はリーグ3位、奪三振は5位、WHIPは圧倒的な1位だ。
8登板のうちQSを達成できなかったのは1度だけで、そのときも5.1回を1失点に抑えている。
4失点以上した試合も4四球以上出した試合もなく、5月7日には無四球12奪三振の1安打完封を達成するなどここまではできすぎなくらいの安定感だ。
どこまでこの好調が続くのかはわからないが、低迷するメッツにとっては願ってもない救世主だろう。

”マニー・マチャド”
打率.343 5本塁打 24打点 出塁率.379 OPS.920 4盗塁
ドラフト時にA・ロッド2世になると期待された大器は、20歳にして大きく開化した。
パワーがどこまで成長するかというところが課題だったが、リーグ2位の17二塁打を放つなど中距離打者として活躍している。
打率もリーグ4位と打撃が非常に頼もしい。
四球の少なさをこれからどう改善していくかというところだが、彼の年齢を考えれば十分すぎるパフォーマンスだろう。
さらに守備でのパフォーマンスも非常に優れており、チーム最高レベルの貢献度を誇っている。
昨年マチャドを昇格させたオリオールズの判断は間違っていなかったようだ。

”ジーン・セグラ”
打率.353 7本塁打 18打点 出塁率.395 OPS.968 14盗塁
セグラはこの4人の中では最もサプライズなプレイヤーだ。
トッププロスペクトではあったもののあくまでパワーレスな選手だと評価されていた。
しかし今季突如としてパワーが開化し、本塁打を量産している。
打率もリーグ2位で、打撃貢献度は非常に高い。
さらに自慢の足でリーグ1位の盗塁数を稼ぎ、今のところ走攻守で大活躍だ。
近年やや人材不足の感があるショートに非常に面白い選手が登場してきた。




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