2013年5月4日土曜日

新人王レースに躍り出たナ・リーグの奪三振マシーン

開幕からローテーション入りし、6試合で4勝2敗 防御率1.96と非常に優れた成績を残しているシェルビー・ミラーがリードするナ・リーグ新人王レースに新たな好投手が名乗りをあげた。
レッズの新人左腕トニー・シングラニ。
その凄さは今季成績に現れている。
3試合 2勝0敗 防御率1.50 18.0回 28奪三振 4四球 被本塁打2 被安打12
特に目をひくのが18回で28をたたき出している奪三振だが、奪三振率にして14.00はまだ3試合とはいえ今季のダルビッシュ以上の数字で、1イニング4奪三振も記録している。
しかしダルビッシュと違うのはその投球スタイル。
球種は4シーム、スライダー、チェンジアップ、2シームというオーソドックスなものながら、なんと先発なのに4シームの割合が80%を超えるというゴリ押しスタイルだ。
そしてそれだけ速球が投げ込まれているのにも関わらず打者は打てない。
彼はストラスバーグやバーランダーのような100mphを超える速球を持っているわけではないし、リーやハラデイのような精密機械のごときコマンドを持っているわけでもない。
では何故打てないのか、その秘密は彼の投球フォームにあるのだろう。
http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=26683993&c_id=mlb

この特徴的でしなやかな腕の振りから放たれる矢のような速球はおそらく打者に球速以上の脅威を感じさせているはずだ。
平均92mphの速球によるゴリ押しスタイルとは中々面白いものがあるが、ここからどれだけ”K”を積み重ねられるのか。
今季の新人王レースも面白いものになりそうだ。

2 件のコメント:

  1. こんばんは2013年5月8日 18:09

    SECRET: 0
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    この選手はノーマークでしたね。奪三振と言えばわたし的にはバーネットの復活が嬉しいですね。もうベテランで下がり気味かなと思ってましたが・・彼には若い頃はサイヤング賞クラスの投手になってくれると期待していたんですがね。

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    1. マイナーで圧倒的だったことで注目は浴びていましたが、ここまでだとは私も思っていませんでした。
      バーネットはベテランになって新たな境地に達していますね。

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