2013年11月6日水曜日

クオリファイングオファー 今季は13選手に

新労使協定により締結され、昨オフから導入されているクオリファインオファーは今季は13選手に対して与えられた。
その13選手は以下の通り。

シンス・チュー(レッズ)
スティーブン・ドリュー(レッドソックス)
ジャコビー・エルズベリー(レッドソックス)
ネルソン・クルーズ(レンジャーズ)
アービン・サンタナ(ロイヤルズ)
カルロス・ベルトラン(カージナルス)
ケンドリス・モラレス(マリナーズ)
ロビンソン・カノ(ヤンキース)
マイク・ナポリ(レッドソックス)
カーティス・グランダーソン(ヤンキース)
ブライアン・マキャン(ブレーブス)
黒田博樹(ヤンキース)
ウバルド・ヒメネス(インディアンス)

この制度はFA選手に対して所属球団が契約をオファーする際にその年の年俸上位125人の平均額でオファーするというもの。
その額が今季の場合は1410万ドルで、昨オフは1330万ドルだった。
このオファーが選手に受け入れられた場合は当然1年1410万ドルでの契約ということになるが、選手側が拒否した場合はその選手が他球団へFA移籍した際に前所属球団は補償としてドラフト指名権が得られるようになる。
この制度ができる以前は年俸調停によってドラフト指名権の補償が得られていたのだが、以前とは違いクオリファインオファーは年俸額が指定されている上高額ということで乱発しずらい傾向にある。
そのため導入初年度だった昨オフはオファーは9人に対してのみであり、今季も少し増えたとは言え13人しかいない。
そして昨オフにカイル・ローシュなどが契約するのに手間取ったようにこういう選手はドラフト指名権を失いたくない球団にはやや敬遠されがちになってしまう。
長期大型契約が必至のカノなどはともかく、単年や2,3年が予想される選手はこのオフも少し苦しむことになるかもしれない。
昨年はこのオファーを受け入れた選手は皆無であり、今季は受け入れる選手がついに出るのかが注目だ。

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