2013年12月4日水曜日

ヤンキースが再び大物を獲得!エルズベリーとの7年契約に合意

先日FA市場の目玉選手だったブライアン・マキャンを獲得し、外野手の補強も望んでいたヤンキースがエルズベリーとの契約にこぎつけた。
契約内容は7年総額153Mドル(オプションも含めれば8年169Mドル)で、これは似たタイプだったカール・クロフォードの7年142Mドルの契約を大きく上回ることになった。
レッドソックスからヤンキースへ、という禁断の移籍がまたしても実現したことになるが、これによってヤンキースの2014年シーズン外野の陣容がある程度固まり、現時点ではLFブレット・ガードナー、CFジャコビー・エルズベリー、RFアルフォンゾ・ソリアーノとなることが濃厚だ。
そのためイチローは控え、あるいはトレードに出される可能性が非常に高くなった。
ヤンキースは当初獲得候補とされていたカルロス・ベルトラン争奪戦からは撤退することになりそうで、ベルトランは候補に挙げられているロイヤルズ、レンジャーズ、マリナーズのうちのどれかと契約することになるだろう。

エルズベリーに対する7年153Mドルという契約は非常にハイリスクだ。
彼の今季の成績を見れば走攻守に優れた外野手で価値が高いことはわかるが、なにせ彼はレギュラー定着後の6年間で682試合にしか出場していないのだ。
健康にシーズンを過ごせれば150試合前後に出場しハイパフォーマンスを披露するが、怪我が多く下手をすれば全休のシーズンすら出てくるようになるかもしれない。
2011年並みのパフォーマンスが期待できるなら妥当なところだが、今は長打力もそこまで多くは望めない。
彼を獲得するにはこれくらいの契約は必要だったとは言え、ヤンキースはこのハイリスクな賭けに勝てるのだろうか。

チームはロビンソン・カノーとの契約問題にも揺れていたが、これで今オフのヤンキースの意思がはっきりと示された。
どうやらヤンキースは年俸削減を諦め来季再び優勝を目指して戦うつもりのようだ。
この調子ならさらにカノーや黒田とも再契約し、新たな三塁手候補をも獲得することになるかもしれない。
もはや高齢化は避けられない状況となり、これからもこれまでと同じ負のスパイラルに陥り続けることになるだろう。
それでもヤンンキースは今優勝することを選択したのだ。
残る補強ポジションは二塁手、三塁手、DHの3つ。
もしかするとヤンキースは今オフ、2008年オフのサバシア、テシェイラ、バーネット同時補強に匹敵する大型補強をやってのけることになるのかもしれない。


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