2013年12月19日木曜日

新たなスターに?ブレイク候補生 〈第三弾〉

第三弾は24~26歳のまだ伸びしろがある若手たちをピックアップする。

☆マット・アダムズ(25)
3試合しか出ていない2013年以外はマイナーでは未だに打率3割を切ったことがなく、マイナー通算成績打率.318 OPS.927と安定して好成績を残している。
メジャーデビューを果たした2012年はほとんど持ち味を発揮することができなかったものの本格的なメジャーシーズンとなった今季はシーズン途中でアレン・クレイグが離脱し出番がまわってくるなど幸運にも恵まれ17本塁打に加えOPS.800超えも記録した。
左投手を苦手としていたものの、フルシーズンレギュラーとしてプレーすれば30本塁打近く打つポテンシャルがあることを証明したことは間違いない。
体格的にもホームランバッターとしていつブレイクしてもおかしくはない。





☆ジェイソン・キプニス(26)
キプニスは既にMLBにおいて一定の地位を確立している二塁手の一人だ。
総合力を考えればリーグでも5本指に入るといっていいだろう。
しかし彼にはさらなるブレイクができるのではないかと思う。
デビューは2011年で、そこで高いポテンシャルを発揮すると初のフルシーズンとなった翌年は152試合に出場し14本塁打&31盗塁を記録した。
そして迎えた2013年は順当な成長を見せ走塁面での貢献度を維持したまま打撃成績を大幅に向上させたが、打率が向上させたことと同時に二塁打を大幅に増加させたことを評価したい。
二塁手というポジションを考えても将来的には殿堂入り候補にもなっているクレイグ・ビジオと似たようなタイプの選手になれるのではないだろうか。
ポテンシャルとしては3割30本30盗塁を記録できるものを持っており、来季はひとまず3割40二塁打20本30盗塁に期待したいところだ。
それができればリーグ最高の二塁手の一人になることができるだろう。





☆アンソニー・リゾー(24)
将来の主砲候補としてマイナーで活躍していたリゾーは2011年にAAAで大ブレイクし向かうところ敵なしという状態に。
しかしメジャー昇格するとペトコパークにも苦しみ芳しい成績は残せず翌年カブスがトレードで獲得することとなった。
2012年もAAAではさらに圧倒的な活躍をみせ、満を持して昇格すると87試合で15本塁打と今度はメジャーでも好成績を残すことに成功した。
初のフルシーズンとなった今季は30本塁打も期待されたが後半の失速もあってそこまでの活躍はできず低打率で23本塁打とまずまずで終わった。
しかしリーグ5位の40二塁打を放つなどやはり高いポテンシャルはみせることができた。
左投手に非常に苦しんでおり、おそらくこの弱点はそう簡単には克服できないが来季以降きっかけさえあれば本塁打王争いに絡んでくる可能性は低くない。





☆ウィルソン・ラモス(26)
過去には拉致された経験もあるベネズエラ人捕手がついに開化の予感。
今季序盤はカート・スズキがいたこともあって出番に恵まれなかったが本格的に正捕手となった7月から調子が上がり特に本塁打が大幅に増えた。
波が多くまだまだ課題も多いがこれが大ブレイクの兆しならば20本塁打以上を打てる強打の捕手として台頭できるはずだ。





☆クリス・デイビス(26)
クリス・デイビスといってもア・リーグの本塁打王ではない。
ファーストネームがCではなくKから始まる彼は強打の外野手として期待されてきた。
メジャーデビューこそ遅かったもののようやくメジャーに昇格した2013年は56試合で11本塁打と強打っぷりを見せつけた。
これを受けてブルワーズは青木をロイヤルズへトレードすることでブラウン、ゴメス、デイビスという強打の外野陣を形成することに成功した。
デイビスは来季最もブレイクを期待されている外野手の一人だと言っていいだろう。





☆アレックス・カッブ(26)
今季はメジャデビューから3年目にして防御率2点台。
相変わらずの制球の良さに加え奪三振率も向上させ怪我がなければ規定投球回に到達し最優秀防御率も狙えたかもしれなかった。
球威はそれほどではないものの非常に効果的なチェンジアップを投げこむ。
とにかく怪我にさえ気をつければ来季は優秀な2,3番手級の成績を期待できるはずだ。


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