2014年2月7日金曜日

マリナーズがフェルナンド・ロドニーを獲得

今季をシアトルの年にすべくさらなる補強を目論んでいるマリナーズがベテランリリーバーのフェルナンド・ロドニーを獲得した。
契約内容は2年1400万ドルと今年37歳になるリリーフ投手に対するものとしては高めだが、おそらく他との獲得競争の中で相場が上がってしまったのだろう。
ロドニーは2012年にレイズで防御率0.60、48セーブというとんでもない成績をたたき出し大ブレイクした投手だ。
それまではただのノーコンの速球投手だったのが一転非の打ちどころのないクローザーへ変貌してしまったのだから誰もが驚いただろう。
しかし2013年はまたしても制球難が顔を出し防御率は3.38にまで落ち込んだ。
それでも大乱調だったのは最初の2カ月だけで後半はまずまずの活躍をしたり、FIPは2.83と悪くなかったあたり、同じ制球難でも昔と同じ投手というわけではないようだ。
2013WBCではドミニカ代表クローザーとして活躍したが、それが影響しての不調だったと考えれば今季は2013年よりはいい成績を望めるのかもしれない。
30代後半になっても球速の面では今が全盛期で、昨年はキャリア最速の100.7mphをたたき出したことを考えれば年齢的な衰えはまだ考えなくてもいいのかもしれない。
マリナーズは主力リリーフは比較的若い投手が多いので、2年間のクローザー経験があるロドニー獲得は案外いい選択だっただろう。
昨季後半にクローザーに定着して活躍したダニー・ファークァー、2012年から昨季前半までクローザーを務めたトム・ウィルヘルムセンなどクローザー候補は他にもいるため、ロドニーがもしうまくいかなかったときは彼らをクローザーに昇格させることもできる。
個人的には若き剛腕投手ステファン・プライアーに期待しているのだが、マリナーズもなかなか層の厚い投手陣が出来上がりつつある。
後は実績ある先発投手を一人獲得できれば投手に関しては補強完了だろう。
本気で優勝を狙うのであればまだ補強は終わらないはずだ。
投手か野手か、いずれにしても近い内にマリナーズのさらなる補強の知らせがはいってくるだろう。


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