2014年2月19日水曜日

メジャー経験のあるNPB新外国人選手まとめ vol.1

近年元メジャーリーガーがNPBでプレーすることが多くなっている。
印象的だったのは昨年入団したアンドリュー・ジョーンズ。
MLBでスーパースターだった選手が落ち目になってから日本を選んだことで、日本のプロ野球自体の評価が上がっているのだと感じさせられた。
中にはNPBを踏み台にして再度メジャーリーガーとして華を咲かせようというもくろみの選手もいるだろう。
実際ケイシー・マギーやナイジャー・モーガンは日本の球団を退団してメジャー球団とマイナー契約をした。
今後も実績のある選手が日本に来る例は後を絶たないはずだ。
そして今季もそういう選手が何人か日本でプレーするので、彼らを簡単にチェックしてみよう。
*チェックするのは2013年にメジャーでプレーした選手のみ




☆ケビン・ユーキリス(34)→楽天
2013年 28試合 打率.219 2本塁打 8打点 出塁率.305 OPS.648 0盗塁
通算 1061試合 打率.281 150本塁打 618打点 出塁率.382 OPS.861 26盗塁

レッドソックスの主力として長年活躍したことに加え、『マネーボール』でも取り上げられた”四球のギリシャ神”。
とにかく四球を選ぶ選球眼が最大の武器で、20本前後を打つパワーも魅力的だった。
ただもうすぐ35歳と流石に衰えは隠せず、以前と同じ活躍はもはや望むべくもない。
選球眼も衰えてはいるが、速球がそれほど速くない日本ではまだまだやれるはず。
AJとのコンビは四球を量産することになるだろう。



☆ユニエスキー・ベタンコート(32)→オリックス
2013年 137試合 打率.212 13本塁打 46打点 出塁率.240 OPS.595 0盗塁
通算 1156試合 打率.261 80本塁打 457打点 出塁率.285 OPS.673 30盗塁

こちらはユーキリスとはま逆の早打ちタイプ。
オリックスは大砲候補として獲得したが、実際のところはそれほどパワーがあるわけではなく。
日本でも中距離打者として落ち着くだろう。
守備は身体能力頼りで精度は低い。



☆トラビス・ブラックリー(31)→楽天
2013年 46試合 2勝2敗 防御率4.83 50.1回 40奪三振 22四球 WHIP1.35
通算 82試合 9勝9敗 防御率5.23 192.2回 132奪三振 81四球 WHIP1.40

左の先発投手として期待されるブラックリーは平均約90mph(145km)のツーシームを軸にカッター、カーブ、チェンジアップ、スライダーなどを操る。
キャリア最速は94.2mph(約152km)と左腕だけに日本でなら速球派として扱われるだろう。
ただこれといって強力な武器があるわけでもないのは難点。



☆マイケル・ボウデン(27)→西武
2013年 34試合 1勝3敗 防御率4.30 37.2回 23奪三振 15四球 WHIP1.25
通算 103試合 3勝5敗 防御率4.51 133.2回 100奪三振 54四球 WHIP1.40

ボウデンはこれまたこれといって特徴のない右投手だ。
平均球速は91mph(約147km)前後とリリーフとしては速くなく、絶対的な武器となる変化球も持ち合わせていない。
球種はフォーシームとスライダーを軸にチェンジアップ、カッター、ツーシームなども投げこむ。
最速は2011年に記録した95.4mph(約154km)だが、2013年に限っては92.9mph(約150km)が最速だったので要注意。



☆ルイス・メンドーザ(30)→日本ハム
2013年 22試合 2勝6敗 防御率5.36 94.0回 54奪三振 43四球 WHIP1.59
通算 90試合 16勝25敗 防御率5.39 359.0回 208奪三振 140四球 WHIP1.55

日本に来る投手なんて所詮こんなものだと言いたくなるくらいこれまた特徴的な武器のない投手。
球種はツーシーム、フォーシーム、スライダーにたまに投げるチェンジアップといったところだが、速球の平均球速は先発ながら92mph(約148km)前後で、勝負どころでは95mph(約153km)程度の速球を投げ込めるため日本では球威でなんとかなるかもしれない。

 

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