2013年10月24日木曜日

2013年ワールドシリーズのキープレイヤー

このワールドシリーズで注目すべきキープレイヤーたちを紹介しよう。

上原浩二(レッドソックス)
短期決戦においては投手力が局面を大きく左右する。
その中でも重要なのはリリーフの出来だ。
となるとクローザーであり、ALCSでMVPを獲得した上原の重要性というのは言うまでもない。
ワールドシリーズでも8回からの回またぎ登板をするケースが出てくるはずで、彼がマリアノ・リベラのような存在になれればレッドソックスは終盤までリードすれば安泰だ。

ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
今季デビューしたレッドソックスマイナー最高の有望株。
メジャーでは18試合しか出場していないが、このポストシーズンでは6試合に出場して打率.500 出塁率.727と奮闘しており、7得点に貢献している。
このワールドシリーズでももちろん大いに出番があるはずで、彼がスーパースターになる上での大きなステップになるかもしれない。

ジョン・レスター(レッドソックス)
状況次第では2試合に登板することになるエースのレスターは今季のポストシーズン3試合で防御率2.33と好調を維持している。
レギュラーシーズン終盤での好調をそのまま持ち込んでおり、ワールドシリーズでの活躍も期待できる。

 デビッド・オルティズ(レッドソックス)
ディビジョンシリーズで好調を維持し、ALCSでは印象的なグランドスラムも放ったがALCS全体で見れば打率.091という絶不調だった。
エルズベリーやボガーツといった選手が出塁してもそれを返す打者が不調では話にならない。
ただしワールドシリーズ故にアウェイではDH専門の彼の出番は少なくなるため、ホームでどれだけ打てるかだ。


トレバー・ロゼンタール(カージナルス)
レッドソックスが上原ならカージナルスはロゼンタール。
”柔”の上原とは対称的な”剛”の100mphピッチャーであるロゼンタールはこのポストシーズン6試合で無失点と絶好調だ。
その存在感はもはや上原並みになっていると言え、こちらも終盤までリードすると逆転するのは極めて困難だ。

マイケル・ワカ(カージナルス)
今季デビューしたルーキーのワカだがNLCSでは2試合に先発し無失点に抑えMVPに輝いた今最も好調な投手だ。
ルーキーだけにレッドソックス側にもデータが少なく、彼がこのワールドシリーズの行方を左右する可能性は低くない。

ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
打撃でもまずまずの結果を残すモリーナだが、彼に求められる最も重要なものは守備。
彼の存在はもしかするとレッドソックスとの最も大きな違いかもしれない。
経験豊富で現役最高峰の守備力と存在感を放つ。
打てる打てないは問題ではなく、全体的に若い投手陣をどこまで引っ張っていけるかが鍵になる。

デビッド・フリーズ(カージナルス)
ワールドシリーズのカージナルスと言えばフリーズのことを思い出さないわけにはいかない。
2011年のワールドシリーズMVPだが、このポストシーズンでは打率1割台の不調に陥っている。
打線全体で絶好調と言える打者がいないため、彼がまたもやWS男になれるかどうか。

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