2013年10月28日月曜日

2013年ワールドシリーズ Game3

BOS 000 011 020 4
STL 200 000 201 5
勝利投手:ロゼンタール
敗戦投手:ワークマン

舞台をセントルイスへ移しての第三戦は、スコアだけをみれば劇的な幕切れ、しかし実際のところは不完全燃焼気味な試合となってしまった。
レッドソックスはDH制がなくなる今試合で、不調のナポリではなく2試合連続で本塁打を放っていたオルティズを一塁守備につけることを決断。
その甲斐もあってか序盤いきなり先発ピーヴィが2点の先制を許すも 6回までにはなんとか同点に追いつくことができた。
その後もカージナルスが突き放すもレッドソックスが追いつくという一進一退の攻防を展開し8回まで引き締まったゲームになっていた。
しかし9回裏1アウト2,3塁、投手は上原という場面で事件は起こった。
打者ジェイの打球は前進守備を布いていたペドロイアがゴロで捕球し正確にホームへ投げ込んだ。
ホームへ突っ込んできていたモリーナはそれでタッチアウトになったのだが、捕手のサルタラマッキアが三塁へボールを投げるとそれをミドルブルックスは捕球できずになおかつ体勢を崩して転んでしまう。
そこで一度は三塁へスライディングした走者のクレイグがボールがそれたのを見てホームへ走り出そうとしたのだが、体勢を崩したミドルブルックスを乗り越えようとしてクレイグが一度転んでしまったのだ。
もちろんホームでは悠々アウトのはずが、審判の判定はセーフ。
なんとミドルブルックスの走塁妨害をとられてしまい、それがサヨナラの得点となってしまったのだ。
打たれたわけでもエラーでもない形でのサヨナラ負けという結果にレッドソックス側は失望を隠せないだろう。
特に上原にとってはかなり不完全燃焼な結果となったはずだ。
色々物議を醸すことがあるであろうこの判定だが、結果として出てしまった以上は仕方がない。
これでワールドシリーズは2勝1敗でカージナルスがリード。
カージナルスにはまだホームで優勝の目が残っている。

第四戦の先発投手はレッドソックスは規定投球回未到達ながらシーズンを防御率1点台で終えたクレイ・バックホルツとカージナルスはALCSで2勝したランス・リンだ。
バックホルツはこのポストシーズンで3試合に先発登板して防御率5.40と全くもって調子がよくない。
対するリンも絶好調とは言い難いがなんとか調子を取り戻してきている。
お互い得点力のある打線だけに案外打撃戦になる可能性もあるが、レッドソックスとしては第三戦でのモヤモヤを払拭するためにもここで一度快勝しておきたいところだ。

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