2013年6月16日日曜日

マイナーで活躍する将来のエースたち

シェルビー・ミラー、ホゼ・フェルナンデス、ゲリット・コール、カルロス・マルチネス、マイケル・ワカ。
今季も将来のエース候補が次々とメジャーデビューを果たし、中にはすでにローテーションの重要な立場を獲得した投手もいる。
しかしマイナーにはまだまだプロスペクトたちが眠っている。
今季好調な投手たちを紹介していこう。

タイワン・ウォーカー(20) シアトル・マリナーズ
AA 13先発 3勝7敗 防御率2.56 77.1回 84奪三振 30四球 WHIP1.06
2010年ドラフトで1巡目指名を受けたウォーカーは将来的にマリナーズのエースになると見られている。
典型的なパワーピッチャーで、制球にはまだまだ改善余地があるが将来性は抜群だ。
2014年頃には昇格するはずで、その頃にはチームの陣容はある程度整っているだろう。


ジェイムソン・タヤン(21) ピッツバーグ・パイレーツ
AA 12先発 3勝5敗 防御率3.11 66.2回 71奪三振 27四球 WHIP1.37
パイレーツは上位指名を得てもうまく育てることができないというチームだったが、近年のドラフトに関しては順調だと言っていいだろう。
2011年全体1位のコールはすでにメジャーに送り出したし、2010年全体2位のタヤンも順調に育っている。
コールと同じくパワーピッチャーで、2014年あたりに昇格し数年後にはコールとの二枚看板になっている可能性が高い。


アーチー・ブラッドリー(20) アリゾナ・ダイヤモンドバックス
A 5先発 2勝0敗 防御率1.26 28.2回 43奪三振 10四球 WHIP1.12
AA 8先発 5勝1敗 防御率1.34 47.0回 47奪三振 24四球 WHIP1.19
ダイヤモンドバックスのローテーションは近年かなり充実してきている。
今季はエースのケネディが不調のかわりにコルビンが屈指の安定感を誇っており、またマイナーにもまだプロスペクトがいる状態だ。
トッププロスペクトだったバウアーを放出しても大きな痛手になっていないのはマイナーが充実しているからだろう。
そのプロスペクトの一人がブラッドリーで、2011年全体7位指名投手だ。
球威があり奪三振能力が極めて高い。
制球は改善しなくてはならないが奪三振タイプの少ないダイヤモンドバックスにとっては彼の成長は嬉しいだろう。
今のペースなら2014年後半頃にはメジャーデビューを果たしているかもしれない。
そうなればスキャッグス、コルビン、ブラッドリー、ケネディ、ケーヒルという若く安定感のある脅威のローテーションが誕生するかもしれない。


ジャスティン・ニコリーノ(21) マイアミ・マーリンズ
A 13先発 3勝1敗 防御率2.24 68.1回 43奪三振 13四球
ニコライノは2010年ドラフトでブルージェイズに2巡目指名され、レイエス、バーリー、ジョンソンなどが絡んだ一連の大型トレードでマーリンズに移籍した。
速球に球威はないが、非常にバランスがよく特に弱点と言えるものがない。
さらにチェンジアップはハメルズとも比較されるレベルにあり、メジャーでも成功しやすいタイプの投手だ。


ロバート・スティーブンソン(20) シンシナティ・レッズ
A 12先発 5勝3敗 防御率2.97 66.2回 85奪三振 17四球
2011年ドラフト全体27位の速球派で、特に速球の評価が非常に高い。
その速球の質は奪三振の数に現れており、将来的にレッズのエースとなる可能性が高い。


ノア・シンダーガード(20) ニューヨーク・メッツ
A 12先発 3勝3敗 防御率3.11 63.2回 64奪三振 16四球
2010年ドラフトで全体38位指名を受けてブルージェイズ入団後、ディッキーのトレード要員になりメッツへ移籍。
速球の評価が高いものの変化球などがやや未熟だったが徐々に成熟されつつある。
将来的にはハーベイ、ウィーラーとの三枚看板を形成できるかもしれない。




 

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