2013年6月29日土曜日

弱小チームの希望の星

ここ数年下位に甘んじ、上位争いを演じることもなかった弱小チーム、シアトル・マリナーズ、ヒューストン・アストロズ、シカゴ・カブス、ニューヨーク・メッツ。
しかしそんなチームにも期待できる選手はおり、弱小期間をうまく使えば今のナショナルズ、オリオールズ、パイレーツのように上位争いできるレベルにまで成り上がることができる。
今回はそんな弱小チームの将来を背負う期待の若手選手たちを紹介しよう。


”シアトル・マリナーズ”

マイク・ズニーノ(22)
モンテロの不振もあって6月12日に予想よりも早い昇格を果たした。
初本塁打は放ったもののまだまだ活躍しているとは言い難い。
しかしマリナーズに欠けていたチームリーダーになれるポテンシャルがあり、いつしかポージーのような捕手になることを期待されている。

 ニック・フランクリン(22)
ショートでリーグ有数のプロスペクトという評価を得ていたが、今季打撃が開眼しメジャーデビューを果たした。
セカンドのアックリーを外野に追いやる活躍で、今季最も活躍しているマリナーズの若手だ。
2010年にはマイナーで23本塁打するなどパワーもなかなかある。

ダニー・ハルツェン(23)
プロ1年目の昨季はAAA昇格後制球難に陥り心配されたが、それはどうやら杞憂に終わりそうだ。
今季はAAAで文句なしの活躍を見せており、メジャー昇格も近いだろう。
フェリックス、岩隈に次ぐ3番手として定着すればチームも面白い存在になってくる。

タイワン・ウォーカー(20)
マリナーズ最高のプロスペクトにして将来のエース。
フェリックスと同等の投手になることを期待されており、今季はAAで好成績を残してAAAに昇格。
制球などまだ課題はあるが、来季あたりには昇格できるかもしれない。


”ヒューストン・アストロズ”

ジョーダン・ライルズ(22)
元々チーム最高のプロスペクトだったがメジャーデビュー後にやや伸び悩んだ。
今季はブレイクの兆しを見せており、待望のエースになれるか。

ジョージ・スプリンガー(23)
走攻守揃った外野手で、今季はAAで19本塁打を放つ活躍を見せた。
AAAにも昇格し、うまくいけば9月頃のメジャーデビューをありえるかもしれない。

カルロス・コレア(18)
昨年プエルトリカンとして史上初の全体1位指名を受けたが、順調に成長しており今季はAで格の違いを見せつけている。
最近やや人材不足のショートに期待できる大型ショートストップが現れたわけだ。
メジャデビューはまだ先になるが、アストロズは戦力が揃う数年後コレアを筆頭にかなりの強豪になっているかもしれない。

ランス・マッカラーズ(19)
こちらもAで好成績を残しており、特にアストロズとしては念願の速球派投手だ。
威力抜群の速球で三振の山を築くことができ、数年後には1,2番手になることを期待されている。

ジャレッド・コザート(23)
こちらも速球派投手で、AAAで好成績を残しているためメジャー昇格も近いだろう。
先発で結果を残しているがリリーフ向きの投手で、オールスター明け頃までにデビューさせて今季中にクローザーに据えるというのがチームとしては理想の形だろう。
今年全体1位指名したアペルとマッカラーズ、ライルズを中心としたローテーションにクローザーはコザーートという形が数年後に揃えば理想的だ。


”シカゴ・カブス”

ハビアー・バイエズ(20)
昇格にはまだ時間がかかりそうだが、スターとしての可能性を秘めたショートストップで、特にパワーに関する将来性は高く評価されてる。
今季もA+ではすでに16本塁打しており、順調に成長している。
WBCの練習試合で日本代表から本塁打も放っており、記憶にあるファンもいるのではないだろうか。

アルバート・アルモーラ(19)
こちらもまだ時間がかかりそうだが、Aで打率.366という高打率を残している。
パワーは成長の余地があるが流石に昨年の全体6位指名といったところか。

ホルヘ・ソーラー(21)
アルモーラが技の外野手ならソーラーは力の外野手だ。
ただしまだ一つ一つステップしている段階なので他の2人と同じく昇格を急がせる必要はない。

ジュニアー・レイク(23)
順調に階段を上ってきて今季はAAAで好成績を残している。
飛びぬけたツールがあるわけではないがポジションのかぶるカストロやバイエズとどう兼ね合いをつけていくのかが気になるところ。


”ニューヨーク・メッツ”

マット・ハービー(24)
今季のサイ・ヤング賞候補の一人であり、既にメッツの不動のエースとなっている。
極めてハイレベルな投球内容で、おそらく今後何年もトップクラスの投手であり続けるだろう。

ザック・ウィーラー(23)
ハービーと並ぶダブルエースの一人になることを期待されている。
この数年間常にトッププロスペクトで有り続けたが、今季はついにメジャーデビューを果たし初勝利もあげている。
ハービーに続くことができるか期待したいが、制球など課題もまだある。

ノア・シンダーガード(20)
順調に成長を続け今季はA+で好成績を残したことでAAに昇格。
制球も優秀で、メジャー昇格までの道のりは予想されているよりも早くなるかもしれない。
メッツとしての理想はハービー、ウィーラー、シンダーガードという3番手までをエース級で固めることだ。

トラビス・ダナウド(24)
サイ・ヤング賞投手を放出してまで獲得したマイナーの捕手で最高の評価を得ている選手。
今季中の昇格は間違いないだろうが、怪我が心配な選手でもある。
チームには野手のプロスペクトが少ないため彼の活躍如何でチームの得点力も変わってくるだろう。




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