2013年6月22日土曜日

MLB最激戦区ア・リーグ東地区

今日の試合でブルージェイズが勝利(川崎がMLB第1号本塁打を放つなどなかなかにメモリアルだった)し、勝率を5割にまで戻した。
これによってア・リーグ東地区の順位は以下のようになっている。

ボストン・レッドソックス 45勝 31敗 勝率.592 
ボルチモア・オリオールズ 42勝 32敗 勝率.568
ニューヨーク・ヤンキース 40勝 33敗 勝率.548
タンパベイ・レイズ 38勝 36敗 勝率.514
トロント・ブルージェイズ 36勝 36敗 勝率.500

これでこの地区のチームはすべて勝率5割越えという非常にハイレベルな状態になっている。
当初はレッドソックスが独走するかとも思われたが、他のチームもよくついていっている。
特にヤンキースがまだこの順位を維持していることには驚きだ。
戦力を考えればヤンキースは最下位でも全くおかしくないが、やはりこのチームには”勝者のメンタリティ”が備わっているのか。
しかしこの地区は本当に恐ろしい。
これだけの激戦を演じておきながら、レッドソックス以外は主力が怪我から復帰するという伸びしろもあるのだ。
オリオールズはチェン、ヤンキースはジーターやグランダーソン、レイズはプライス、ブルージェイズはレイエスやモローとそれぞれ主力を欠いた状態だ。
僅差の戦いだけに、少しの戦力アップ(あるいはダウン)で大きく順位が入れ替わってしまうだろう。
首位レッドソックスもそれほど安泰というわけではない。
この状態が1月ほど続けば、フラッグディールでこの地区の全チームが買い手にまわるという異例の自体も起こるかもしれない。

以前から最激戦区と言われていたア・リーグ東地区だが、昨年まではまだオリオールズやブルージェイズは優勝争いできるレベルになかった。
それが今や全チームが優勝争いを狙える位置にきたのだ。
開幕前も全く予想がつかなかったが、今もどこが優勝するのかという確信は全く持てない。
おそらくは最後の1試合までファンを楽しませてくれるのではないだろうか。

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