2014年4月17日木曜日

スタートダッシュに成功したチームは?

MLBが開幕し半月が経過したが、当然好調なチームと不調なチームが出てくる。
例年のように今季も現状は下馬評通りの順位にはなっていない。
今好調なチームが今後も調子を維持し続けるのか、それとも不調なチームが盛り返してくるのか。
現在の戦力などから今後の展望などを分析していきたい。

まずは最もスタートダッシュに成功しているチームだが、これは言うまでもなくブルワーズだろう。
元々強力打線による得点力に加え、ここまでは投手陣も絶好調で防御率はMLBでトップ。
これはガヤルド、ローシュ、ペラルタ、ガーザ、エストラーダと先発ローテーションを担う投手がことごとく好投していることに加え、これまで大きな弱点となっていたリリーフが絶好調であることが大きな要因だ。
つまり現状投手陣に大きな弱点がない。
しかも先発投手が誰か故障した際には現在リリーフとして好投している若手のソーンバーグを先発に回すこともでき、絶対的エースこそいないもののかなり魅力的な投手層が形成されている。

自慢の打線の方はどうかというと、少なくとも爆発はしていない。
しかしブラウンは強打を取り戻しつつあり、ラミレスやゴメスも好調だ。
後はセグラやデイビスといった若手がどれだけ結果を残してくるかだが、他にもブレイクを期待できる若手がいるためポテンシャルが高い。
若手がブレイクとまではいかなくても、ルクロイに上記3選手を加えた実績ある野手が引っ張っていくことができるだろう。

今のところはこれといった弱点も見当たらず、むしろ野手のことを考えれば上がり目もある。
今後も投手が即崩れでもしない限りは調子を維持し続けるはずだ。


他にもブレーブスやアスレチックスなどの地区優勝候補が好調な他、ジャイアンツも意外な活躍を見せている。
しかしジャイアンツに関しては強力なリリーフによって接戦をものにしているだけで、リンスカムやボーグルソンが好成績を残せない先発ローテーションや爆発力のない打線がどこかで大きなブレイクでもしない限りは今後調子を落としていく可能性が高い。


逆にスタートダッシュに失敗したチームはというと、カブス、アストロズ、マーリンズに加えて意外なことに地区優勝候補のダイヤモンドバックスやレッドソックスも不調だ。

ダイヤモンドバックスは投手陣が崩壊していることが大きな要因であり、特に先発ローテーションは本当に崩壊してしまっている。
新たに獲得したアローヨがボロボロなのも誤算だったが、昨季エース級の活躍を見せたコルビンがトミー・ジョン手術で全休になってしまったのも大きな痛手だ。
シーズン中盤にはマイナー最高の投手ブラッドリーが昇格してくる予定だが、ケーヒルやアローヨ、マッカーシーといった実績ある投手らが復調しないことには浮上はありえないだろう。
ゴールドシュミット、トランボのいる打線は今は可もなく不可もなくといったところだが今後の上がり目が大きいため、得点力はリーグ上位クラスまで上昇することが期待できる。

レッドソックスは打線が当たっていないのが要因だが、今不調の選手はそのうち調子を取り戻すであろう実績ある選手ばかりだ。
むしろブラッドリー、ボガーツ、そしてXファクターになり得るサイズモアあたりの活躍度が鍵になってくるだろう。
投手にも実績ある選手が揃い、上原や田澤らが担うリリーフは相変わらず強力。
主力が相次いで怪我でもしない限りは、最終的に上位につけている可能性は高いだろう。



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