2014年4月12日土曜日

進化するダルビッシュ 8回を1安打無失点で圧倒

DL入りでスタートには遅れたダルビッシュだが、今季本拠地初登板となったアストロズ戦でまたしても圧倒的な投球を見せた。

8.0回 1安打 0失点 1四球 9奪三振

前回のレイズ戦に続き、昨季に比べると奪三振はやや少なめだ。
しかし投手としては洗練されていると感じるのは、8回を101球という少なさで終えたことだ。
これは四球が少ないのはもちろんのこと、ストライクゾーンで積極的に勝負できているからこそなせる技だ。
残念ながら試合の方は相手先発投手フェルドマンの好投(レンジャーズ打線が沈黙したと言い換えてもいいかもしれない)によって0対0のまま延長にもつれ込み、勝ち星はダルビッシュのものにはならなかった。
しかし言うまでもなく今季ここまでのパフォーマンスは圧倒的。
2試合で15.0回を投げ無失点、しかも2四球15奪三振という数字はダルビッシュがサイ・ヤング賞の最有力候補であることを 改めて実感させてくれる。
この2試合の相手は強力打線とは言いがたく、オールスター級の打者とはロンゴリアくらいしか対戦していない。
しかもアストロズ打線は不調な打者ばかりの輪をかけた貧弱さで、ダルビッシュの実力と相性を考えれば好投して当然の相手といえる。
とは言え、ここまでの投球を見せてくれれば期待せざるを得ない。

次の対戦相手は好打者カノーに加え一発のある打者が複数揃うマリナーズで、本拠地での登板になる。
マリナーズはここまで好調で、しかも先発投手は今日7回11奪三振の好投をしたヘルナンデスになるだろう。
投手戦は必至だがこの試合で今季のダルビッシュの本当の実力がわかるはずだ。




2 件のコメント:

  1. こんにちは
    本人としてもより長いイニングを投げたいと常々言っていましたから、ファストボールでストライクを取れている点は素晴らしいですよね。そのおかげでよりスライダーが効果的になり、打たれなくなっていると思います。何にせよ今回の登板は素晴らしかったという他ないですね。

    気になったのは親指の出血ですが、よくあるということなので次回の登板を飛ばさずにキングとの投げ合いでぜひ勝ってほしいですが、どうも打線の援護がない…やっぱりフィルダーにもっと打ってもらわないと困るのですが、去年から調子が戻りませんね。小さな体で豪快なホームランを打つ姿が好きなので、早く復調してほしいですね。

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    1. コメントありがとうございます。
      ストライクゾーンで勝負できているという長いイニングを投げるのに必要な条件を今季は備えている点が素晴らしいですね。
      ただこの2戦は驚異的な打者がほとんどいなかったからストライクゾーンで勝負できたのか、それともこれが今季のダルビッシュのスタイルとして確立しているのかは今後を見てみないとわからないですね。

      レンジャーズ打線はメンツの割に打てていませんね。
      個人的にはフィルダーは新天地で躍動するのではないかと思いましたが、とりあえずは夏場あたりまで様子見といったところでしょう。
      チューは調子が上がってきたので後はフィルダーが帰せれば得点力はおのずと上がります。

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