2014年4月4日金曜日

2014年新人王候補5傑〈ア・リーグ編〉

サイ・ヤング賞、MVPに続き新人王の有力候補を紹介する。
○はポジティブな要素、☓はネガティブな要素、△はどちらにもなり得る要素だ。


田中将大(25)―ヤンキース
○スプリングトレーニングでは前評判通りの活躍。
○怪我がなければシーズンを通してローテーションを守れる。
☓プレー面だけでなく私生活でも環境の変化に適応する必要がある。
☓ヤンキースでの巨額契約という非常に大きいプレッシャー。
☓本拠地が投手に不利。
☓日本でのキャリアと年齢から新人として厳しく見る投票者もいる。


ホゼ・アブレイユ(27)―ホワイトソックス
○キューバでのキャリアは圧倒的。
○本拠地が打者有利であり、適応すれば40本近い本塁打を記録することもあり得る。
☓貢献度が高いのは打撃のみになりそう。
☓スプリングトレーニングでは打撃の粗さも見せた。
☓キューバでのキャリアと年齢から新人として厳しく見る投票者もいる。


ザンダー・ボガーツ(21)―レッドソックス
○遊撃手のため守備面でも高く評価される。
○打撃に落ち着きがあり、すでにワールドシリーズ制覇にも貢献している。
○若いため投票の際にやや有利。
☓守備・走塁はそれほどレベルが高くない。


ニック・カステラノス(22)―タイガース
○高打率を残すポテンシャルがある。
○スプリングトレーニングでも能力を遺憾なく発揮。
☓守備には課題がある。
☓パワーに関してはそれほど評価は高くない。
☓四球はあまり選ばない。


タイワン・ウォーカー(21)―マリナーズ
○メジャーデビューした昨季は好投。
○本拠地が投手有利。
○若いため投票の際にやや有利。
☓いきなりDL入りスタートとなり出遅れている。



2 件のコメント:

  1. 田中は確かにひいき目に見られそうですね。
    文句の付け様の無いサイ・ヤング賞級の投球を期待します(笑)
    またマリナーズのスティーブン・プライヤーはいかがでしょうか?
    昨季見たところ良い投球をしていたので、もし彼に資格があれば取ってほしいです。

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    1. コメントありがとうございます。
      2012年のナ・リーグ新人王投票で、投手と野手の違いがあれど拮抗した好成績を残したハーパーとマイリーの差となったのはやはり年齢だったと思います。
      日本人あるいはキューバ人の選手をルーキーとして考えていいのかはかりかねている投票者もいるでしょうから(裏を返せばそれだけ日本やキューバの国内リーグのレベルを高く評価しているということになります)、そういう層から票を得にくい田中やアブレイユはボガーツらに比べて多少なりとも不利になるでしょう。
      プライヤーは非常にポテンシャルの高い速球派投手だと思いますが、2012年の時点で25人ロースター在籍期間が45日を超えていそうなので資格を失っているでしょうね。
      それでなくとも今季はDLスタートでスプリングトレーニングでも一球も投げていないので、あまり思わしくないスタートになっています。

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