2013年7月31日水曜日

今季一番のビッグトレードが成立

大物の移籍があまりなかった今季のトレード市場で最大のビッグディールが発表された。
3チーム7選手が絡むトレードだ。
概要は以下の通り。

”ジェイク・ピーヴィ” ホワイトソックス → レッドソックス

”ホゼ・イグレシアス” レッドソックス → タイガース

”ブライアン・ビラレアル” タイガース → レッドソックス

”アビセイル・ガルシア” タイガース → ホワイトソックス

”J.B.・ウェンデルケン” レッドソックス → ホワイトソックス

”フランセリス・モンタス” レッドソックス → ホワイトソックス

”クルルイス・ロンドン” レッドソックス → ホワイトソックス

このトレードの中心はもちろんジェイク・ピーヴィだ。
2007年に投手三冠で満票というほぼ完璧な内容でサイ・ヤング賞を獲得し、リーグ最高峰の先発投手となった。
その後は怪我にも悩まされたが2009年シーズン途中にホワイトソックスへとトレード。
しかし移籍後は怪我もあって思うような結果を残せずにいた。
そうして期待はずれの烙印を押されて迎えた2012年は久々に健康にシーズンを過ごすことができ、200イニングや2008年以来の2ケタ勝利も達成した。
今季は序盤から内容は悪くないものの再び怪我に悩まされ1ヶ月半ほど離脱していた。
7月20日に復帰し2試合に登板して復活を印象づけたが、フラッグ・ディールの主役としてマット・ガーザとともに注目されていた。
ピーヴィを必要としたレッドソックスは、レイズの怒涛の追い上げによって首位の座を明け渡しており、投手力に課題がでていた。
先発ローテーションは現在ラッキー、ドゥブロントの二人が好調だがレスター、デンプスターがあまり調子がいいとは言えず、絶好調だったバックホルツは6月8日以来投げていない。

もう一人注目なのはタイガースに移籍したホゼ・イグレシアス。
既にMLB最高峰の遊撃守備力をもつキューバ人であり、打撃が課題と言われ続けてきたが今季はメジャーで打撃がブレイク。
流石に調子が落ちてきたが未だ打率3割を維持しており、守備力を考えれば十分すぎる活躍を見せている。
タイガースは遊撃にペラルタを擁しており、攻守に渡って素晴らしいパフォーマンスを発揮しているが、マイアミ・スキャンダルで名前が挙がっている選手でもある。
また契約も今季限りで切れるため、守備力に不安のあるタイガースとしてはイグレシアスをその後釜にしようと考えているのだろう。

2 件のコメント:

  1. いつも楽しく拝見させて頂いております。
    今回初めてコメントさせて頂きます!!
    某所でよくMLB関係の質問に丁寧に回答して頂いているのでとても感謝しております。

    今年低迷しているホワイトソックスのピーヴィ放出は予想できましたがレッドソックスのイグレシアス放出は驚きました、マイナーで順調に成長しているXander Bogaertsがいるので近い将来彼をSSで使う構想なんでしょうけど、リーグ制覇射程圏内の今年に怪我の多いミドルブルックスと調子の上がらないドリューの三遊間で後半戦戦っていけるのか若干不安です…

    ホワイトソックス同様に今年の地区優勝が厳しいエンジェルスもカヤスポをアスレチックスに放出しましたね。
    ローリー、ドナルドソン、ソガードと今年のアスレチックスの内野陣はSTから予想以上の活躍で驚きましたが、ここにきてカヤスポまで補強ですか、中島がここに割って入るのは相当厳しそうですね…そもそもチームは中島を今年の戦力として完全に構想から外してる感じのようで残念です。

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    1. コメントありがとうございます。
      確かにイグレシアスを出したことはピーヴィのトレードにおいて一番のサプライズだったかもしれませんね。
      ただおそらくレッドソックスはイグレシアスの打撃力について信用していなかったのではないかと思います。
      実際マイナーでは全く打てていなかったわけですし、長打力がついていたわけではありませんから、やはりチームとしては打力のあるショートが欲しいのでしょう。

      中島に関しては本当に厳しくなりましたね。
      特にマイナーで長打力を見せられていないという点はビーンにとってはマイナスでしょう。

      またコメントよろしくお願いします。

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