2013年7月25日木曜日

ドジャースとレイズが止まらない

オールスターも明けて今最もホットなチームと言えばア・リーグではレイズ、ナ・リーグではドジャースだ。
両チームとも、開幕前には優勝候補の一角とされながら下位に沈んでいた時期があったということと、投手重視のチームカラーという共通点が存在する。
7月に入ってからレイズは17勝3敗、ドジャースは15勝4敗という驚異的なペースで勝ち星を積み重ねており、特にドジャースは後半戦が始まってから6連勝している。

それではどうしてこの2チームはここまで勝てているのだろうか。
7月のチームスタッツを見れば理由は一目瞭然だ。

タンパベイ・レイズ
打率.280(リーグ1位)
22本塁打(リーグ3位)
97得点(リーグ3位)
出塁率.344(リーグ2位)
OPS.773(リーグ3位)
19盗塁(リーグ1位)
防御率2.20(リーグ1位)
WHIP0.93(リーグ1位)

ロサンゼルス・ドジャース
打率.301(リーグ1位)
24本塁打(リーグ2位)
113得点(リーグ1位)
出塁率.360(リーグ2位)
OPS.831(リーグ1位)
8盗塁(リーグ8位)
防御率2.81(リーグ1位)
WHIP1.13(リーグ1位)

両チームともに攻撃力・守備力でリーグトップクラスのパフォーマンスを披露しており、それが見事に噛み合っているのだ。
しかもこれは別にフロックでもなんでもなく、本来こうあるべきだった戦力通りの姿が出ているだけなのだ。
そしてもちろんそれぞれキーになるプレイヤーもいる。

レイズは序盤大不振に陥ってDL入りしたプライスがスタイルチェンジを経て素晴らしい復活を遂げた。
7月の復帰以降5試合のうち全てで7イニング以上、そしてそのうち3度は完投なのだ。
コントロール重視の投球に変わったことで非常に長いイニングも投げられるようになっている。
またDL入りしていたため開幕からフルで投げている投手に比べると疲労がたまっていないのもアドバンテージになる。
加えてムーアやマイヤーズといった若い選手も実力を発揮し始め(マイヤーズはなんと6試合連続マルチヒット中だ) 、チーム全体が勢いにのっている。
このままいけば足が鈍り始めたレッドソックスを抜いてしまうのも時間の問題だ。

ドジャースは元々強力だった先発投手に加えて打線がネームバリューにふさわしい力を発揮している。
ケンプが怪我がちになってしまったということを考えてもしばらくはこの勢いは鈍りそうにない。
積極的に補強もしており、既に地区首位にもなっている。
怪我人が今後戻ってくることを考えればこのまま最後まで突っ走ってもなんの不思議もないだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿