2014年4月2日水曜日

2014年MVP候補10傑〈ア・リーグ編〉

サイ・ヤング賞候補10傑に続き、今回はMVP候補10傑をお送りする。
◯はポジティブな要素、☓はネガティブな要素、△はどちらにもなり得る要素だ。


マイク・トラウト(22)―エンジェルス
◯スプリングトレーニングでは圧巻の活躍。
◯守備位置がセンターに固定される。
◯走攻守すべてにおいてハイレベルな活躍を期待できる。
△長期契約を結んだことによるプレッシャーと気の緩みの可能性も。


ミゲル・カブレラ(30)―タイガース
◯打撃においては疑いなく現役最高。
◯スプリングトレーニングでも好調を維持。
◯ファーストに戻ることで守備負担が軽減される。
☓守備・走塁での貢献度が低いため評価されるのは打撃のみ。
☓フィルダーの移籍により勝負を避けられるケースが多くなる。


ホゼ・バティスタ(33)―ブルージェイズ
○スプリングトレーニングでは好調。
○フルシーズン出場すれば本塁打・出塁率はリーグ最高クラスに。
☓怪我が多く、長期離脱する可能性が低くない。
☓高打率はあまり望めない。


クリス・デイビス(28)―オリオールズ
◯スプリングトレーニングでは好調。
◯本塁打王・打点王の最有力候補。
☓打撃の波がある。
☓守備・走塁においては貢献度が低い。
☓左投手を苦手としている。


ロビンソン・カノー(31)―マリナーズ
◯頑丈でフルシーズンを通しての活躍が期待できる。
◯守備貢献度も高い。
△スプリングトレーニングでは好調も本塁打は0。
☓本拠地が投手有利になるため打撃成績は悪化する可能性が高い。
☓勝負を避けられるケースは多くなりそう。


エイドリアン・ベルトレ(34)―レンジャーズ
◯本拠地が打者に有利。
◯ここ2年は大きな怪我がなく過ごせている。
☓チュー、フィルダーの加入により打撃成績に好影響の可能性あり。
☓かつては最高峰を誇った守備に衰えの兆候がある。
☓年齢的な衰え。


プリンス・フィルダー(29)―レンジャーズ
◯本拠地が打者有利になったことで好影響に期待できる。
◯頑丈でフルシーズン出場できる。
☓昨季はキャリアワーストに近い成績で出塁率も大幅に低下。
☓守備・走塁での貢献度は皆無。


エバン・ロンゴリア(28)―レイズ
◯リーダーシップ、攻守など打撃以外での貢献度も高い。
☓昨季は32本塁打を放った反面OPSは初めて.850を割り込み三振も大幅に増加。
☓近年は怪我で離脱することも多い。


ジャコビー・エルズベリー(30)―ヤンキース
◯本拠地が左打者に有利で再び長打が増える可能性がある。
◯走攻守すべてで貢献できる。
△禁断の移籍のためプレッシャーは非常に大きい。
☓怪我が多くフルシーズン出場できる可能性は低い。
☓スプリングトレーニングでは不調。


ジェイソン・キプニス(26)―インディアンス
◯スプリングトレーニングでは好調。
◯年々進化しており今季は3割20本30盗塁を期待できる。
☓何らかのタイトルを獲得する可能性は低い。





2 件のコメント:

  1. 個人的に本来ならトラウトが2年連続で選ばれてるべきだったと思います。
    近年は重視されるチーム成績なんかは戦力によって変わるうえ、孤軍奮闘が評価されないのはおかしいと思います。
    カブレラは後ろにフィルダーがいるので勝負されたわけですし、打撃は最強ながらそれ以外では平均以下です。
    トラウトは全体的に穴の無い選手ですし、それはWARにも表れています。
    カブレラは最優秀選手(MVP)じゃなくて最優秀打者(MVB)ならわかるんですがね(笑)

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    1. コメントありがとうございます。
      私も総合力ではここ2年のパフォーマンスはトラウトが頭ひとつ分抜けていたと思います。
      ただ2012年に関してはカブレラに三冠王という絶対的アドバンテージがあったため仕方ないですけどね。
      やはりチーム成績を個人の価値として考慮する投票者が多いということでしょう。

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